毎年1200人以上の選手がプレーするメジャーリーグ(MLB)の世界では、一癖も二癖もあるフォームの選手が出ることは少なくない。数年前には"両投げ"投手のパット・ベンディティ(現マイアミ・マーリンズ)が注目を集めた。
そして3月3日(日本時間4日)、また新たな"トリッキー"なフォームの選手が登場し、投球動画がSNS上で拡散され、すでに総再生回数100万回以上とバズりまくっている。
ヤプソン・ゴメス、26歳。まだメジャー経験のないサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下の左腕投手が、3月3日(日本時間4日)に行われたテキサス・レンジャーズとの一戦で5回からマウンドに上がると、観衆の目は彼の"特異"なフォームへと一手に向けられた。
三塁側に背中を向けたまま左足を大きく蹴り出してマウンドへ向かうと、ラバーを踏みながらクイックイッと身体を揺らし、かがみ込みながらそこで初めてキャッチャーに目線を送る。身体を直立させ、いよいよ投球するかと思いきや、まだまだ右足でちょんちょんとステップ。動作が止まり、「やっと投げる」……のではなく、右足を高々と上げたまま2秒近く静止。そこで初めてボールが放たれた。この間実に14秒(!)。
このあまりに独特すぎる投球フォームを初めて見たファン(というかよほどの有望株ウォッチャーでなければ彼の存在は知らなかったはず)からは
「マウンドで踊ってるみたい」
「投球前に4回はボークをしてるよ!(笑)」
「映画『ハイスクール・ミュージカル2』でもこんなシーンがあったなぁw」
と、笑いと驚き混じった声が多数届いて入る。また、その一方で、試合時間短縮にやっきとなっているMLBコミッショナーのロブ・マンフレッドを皮肉り、「マンフレッドが見たら(投球までが長すぎて)正気を失うかもしれない(笑)」との意見もあった。
ゴメスはこの試合、球宴選出経験のあるジョーイ・ギャロを含め三者凡退に打ち取る完璧投球。首脳陣にもファンにも"アピール"に成功した。彼がメジャーデビューを果たしたその時は、きっともっと話題になるに違いない。
構成●SLUGGER編集部
【PHOTO】艶やかに球場を彩るMLBの「美女チアリーダーズ」!
そして3月3日(日本時間4日)、また新たな"トリッキー"なフォームの選手が登場し、投球動画がSNS上で拡散され、すでに総再生回数100万回以上とバズりまくっている。
ヤプソン・ゴメス、26歳。まだメジャー経験のないサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下の左腕投手が、3月3日(日本時間4日)に行われたテキサス・レンジャーズとの一戦で5回からマウンドに上がると、観衆の目は彼の"特異"なフォームへと一手に向けられた。
三塁側に背中を向けたまま左足を大きく蹴り出してマウンドへ向かうと、ラバーを踏みながらクイックイッと身体を揺らし、かがみ込みながらそこで初めてキャッチャーに目線を送る。身体を直立させ、いよいよ投球するかと思いきや、まだまだ右足でちょんちょんとステップ。動作が止まり、「やっと投げる」……のではなく、右足を高々と上げたまま2秒近く静止。そこで初めてボールが放たれた。この間実に14秒(!)。
このあまりに独特すぎる投球フォームを初めて見たファン(というかよほどの有望株ウォッチャーでなければ彼の存在は知らなかったはず)からは
「マウンドで踊ってるみたい」
「投球前に4回はボークをしてるよ!(笑)」
「映画『ハイスクール・ミュージカル2』でもこんなシーンがあったなぁw」
と、笑いと驚き混じった声が多数届いて入る。また、その一方で、試合時間短縮にやっきとなっているMLBコミッショナーのロブ・マンフレッドを皮肉り、「マンフレッドが見たら(投球までが長すぎて)正気を失うかもしれない(笑)」との意見もあった。
ゴメスはこの試合、球宴選出経験のあるジョーイ・ギャロを含め三者凡退に打ち取る完璧投球。首脳陣にもファンにも"アピール"に成功した。彼がメジャーデビューを果たしたその時は、きっともっと話題になるに違いない。
構成●SLUGGER編集部
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