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プロ野球

【球団別年俸ランキング|楽天】補強組がトップ10の大半を占めるなど石井一久GMのチーム作り哲学が鮮明に表れる結果に

THE DIGEST編集部

2020.03.06

岸は16年オフに4年推定16億円で加入。今季が契約最終年となる。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

岸は16年オフに4年推定16億円で加入。今季が契約最終年となる。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 誰もが憧れるプロ野球選手。それはプレーの華やかさはもちろん、「稼ぎ」もトップクラスだからだ。一流の選手ともなれば年俸は軽く1億円を超える。では、各球団の最高年俸選手は誰なのか? 今回は楽天の年俸ランキングトップ20をお届けしよう。

<楽天年俸ランキングTOP20>
1位 浅村栄斗(内野手)5億円
2位 岸孝之(投手)3億円
2位 則本昂大(投手)3億円
4位 松井裕樹(投手)2億5000万円
5位 ウィーラー(内野手)2億円
6位 鈴木大地(内野手)1億7500万円
7位 ブラッシュ(外野手)1億4000万円
8位 涌井秀章(投手)1億2500万円
9位 牧田和久(投手)1億1000万円
9位 銀次(内野手)1億1000万円
11位 島内宏明(外野手)1億円
12位 ブセニッツ(投手)9000万円
13位 シャギワ(投手)8720万円
14位 茂木栄五郎(内野手)8100万円
15位 青山浩二(投手)7000万円
16位 ロメロ(外野手)6540万円
17位 辛島航(投手)6200万円
18位 高梨雄平(投手)4800万円
19位 森原康平(投手)4500万円
19位 宋家豪(投手)4500万円
※年俸は推定。『SLUGGER』調べ。
 
 1位の浅村、2位の岸、6位の鈴木とFAで補強した選手が上位に並ぶ。ウィーラー、ブラッシュの助っ人2人に涌井、牧田も加えると、トップ10のうち実に7人が外部からの補強組という結果となり、近年の球団の積極的な姿勢が改めて浮き彫りになった。

 生え抜きでは則本の3億円がトップ。一時はMLB行きが噂されていたエース右腕は昨季開幕直前に7年総額21億円(一説にはそれを大きく上回る額とも言われる)という異例の長期契約に合意し、東北に骨を埋めることが事実上決まった。石井一久GMはオフに松井とも4年契約を締結。早ければ21年に国内FA権を取得するはずだった左腕の囲い込みに成功した。生え抜き主力投手の流出を未然に防いだことで、向こう数年の戦力の見通しはかなり明確になった。

 一方、過去2年、オリックスで3億円近い高給を手にしていたロメロは一気に4分の一以上の減額。今季に賭けるモチベーションはかなり高いのではないだろうか。このロメロの契約も、結果的にではあるが、キャンプイン直前まで待ったことで(球団にとって)好条件で話をまとめた形となっている。

 積極的なFA補強然り、則本、松井との延長契約然り、ロメロ獲得のタイミング然り、石井GMの一連の動きにはメジャーリーグのGMと似た思考、行動パターンが見て取れる。

構成●THE DIGEST編集部
 

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