プロ野球

「ようこそマリーンズへ!」鳥谷敬の入団にロッテファンは歓迎ムード。古巣・阪神ファンからも温かいメッセージが殺到

THE DIGEST編集部

2020.03.10

阪神の看板選手だった鳥谷が“浪人”を経て、新天地ロッテへの移籍を決めた。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 3月10日、千葉ロッテマリーンズは公式ツイッターを更新し、前・阪神タイガースの鳥谷敬内野手が入団することを発表した。背番号は、「0」からのスタートという意味を込め、「00」に決定した。

 鳥谷は千葉ロッテ公式ホームページで、「千葉ロッテマリーンズの一員となれることを嬉しく思います。今は感謝の気持ちしかありません。とにかくチームの優勝に少しでも貢献できるように精一杯、プレーをさせていただきます」とコメント。新天地での意気込みを口にした。
 
 入団を報告した球団公式ツイートのコメント欄には、両チームのサポーターからメッセージが相次いだ。

「ようこそ千葉ロッテマリーンズへ!ユニ買います!!」「鳥谷選手よろしくお願いします!優勝しましょう!」とロッテファンは歓迎ムード。一方、古巣の阪神ファンからも、「鳥谷の次の場所ができてよかった」「寂しいけど、まだ選手として見られることが嬉しい」「マリーンズでもクールな姿見せてください!」といった温かいメッセージが寄せられている。

 鳥谷は2003年に早稲田大から阪神に入団。2年目から遊撃手のポジションに定着し、ゴールデン・グラブ賞を5度受賞。2017年には2000安打を達成し、これまでの通算安打数は2085安打を誇る。

 近年はプレーにやや精彩を欠いたが、ロッテは遊撃が弱点であるだけに底上げにもなるはず。また、現役時代に自主トレーニングを共にしていた井口資仁監督は「彼の練習量は現役の中でも一番。若手をどんどん引っ張って模範になってほしい」と語るなど、ベテランのもたらす"メンタリティ"に期待を寄せている。

 シーズン17年目を新天地で迎えるレジェンドは、どのように羽ばたいていくのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部