野球の大学日本代表は8月29日、台湾の台北で9月7日から始まる「第14回BFA U18アジア野球選手権」に出場する侍ジャパンU-18日本代表と、明治神宮野球場で壮行試合に臨んだ。7対1と完勝した試合の大きな分岐点は、2回までの6得点だった。
U-18の先発投手だったMAX157キロの右腕・織田翔希(横浜高)に対し、初回に4番・渡部海(青山学院大)のタイムリー三塁打で先制。続く2回には、小林隼翔(立教大)の2ラン本塁打や赤堀颯(國学院大)と渡部のタイムリー、3番の榊原七斗(明治大)の適時二塁打など、打者10人の猛攻で一挙5得点。最速156キロをマークした織田から、2イニングで9安打を放った。
大学を代表する猛者たちが、高校の有望株に貫録を見せつけたようにも感じられた。ただ“格上”の選手たちに、油断は皆無だったようだ。
試合後の記者会見に応じた鈴木英之監督(関西国際大)は、報道陣から織田を打てないケースを想定していたのかと問われると「もちろんありました」と即答する。
そのなかで、指揮官は「たぶんお客さんは多くの方が高校、織田君の応援でしょうから、冗談で学生には『お前たち、神宮球場を静かにしてやれ』と言いました。特に初回の攻撃で、『お前たちがねじ伏せられたら、ブワーって盛り上がってお客さんが喜ぶぞ。お前たちがカーンと打っちゃったら、シーンとなるからな。絶対に行けよ』」と振り返った。
そして「1、2回で点数を取れて、ビッグイニングを作れたのは、彼らも自信になるのではないでしょうか。あれほどの球は、大学生でもそうそういないですから」と、選手たちを称えた。
また、織田については「強い球がありました。高校生としては恐ろしいです」と脱帽。「完成度といいますか、投球としては、まだまだこれからだと思いますけど、今日は雨も降っていましたし、彼の実力からすると不甲斐なかったかもしれないですけど、変化球でもカウントを取れますし、しっかり指にかかった球は、大学生のなかでも一流レベルに入ると思います」と、潜在能力を高く評価した。
7月の「ワールド カレッジ ベースボール チャンピオンシップ」で大学JAPANを世界一に導いた名将から見ても、織田は規格外のようだ。
取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)
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【記事】U-18野球日本代表の先発・織田翔希が最速156キロも2回6失点…大学選抜の猛者たちに洗礼を浴びる
U-18の先発投手だったMAX157キロの右腕・織田翔希(横浜高)に対し、初回に4番・渡部海(青山学院大)のタイムリー三塁打で先制。続く2回には、小林隼翔(立教大)の2ラン本塁打や赤堀颯(國学院大)と渡部のタイムリー、3番の榊原七斗(明治大)の適時二塁打など、打者10人の猛攻で一挙5得点。最速156キロをマークした織田から、2イニングで9安打を放った。
大学を代表する猛者たちが、高校の有望株に貫録を見せつけたようにも感じられた。ただ“格上”の選手たちに、油断は皆無だったようだ。
試合後の記者会見に応じた鈴木英之監督(関西国際大)は、報道陣から織田を打てないケースを想定していたのかと問われると「もちろんありました」と即答する。
そのなかで、指揮官は「たぶんお客さんは多くの方が高校、織田君の応援でしょうから、冗談で学生には『お前たち、神宮球場を静かにしてやれ』と言いました。特に初回の攻撃で、『お前たちがねじ伏せられたら、ブワーって盛り上がってお客さんが喜ぶぞ。お前たちがカーンと打っちゃったら、シーンとなるからな。絶対に行けよ』」と振り返った。
そして「1、2回で点数を取れて、ビッグイニングを作れたのは、彼らも自信になるのではないでしょうか。あれほどの球は、大学生でもそうそういないですから」と、選手たちを称えた。
また、織田については「強い球がありました。高校生としては恐ろしいです」と脱帽。「完成度といいますか、投球としては、まだまだこれからだと思いますけど、今日は雨も降っていましたし、彼の実力からすると不甲斐なかったかもしれないですけど、変化球でもカウントを取れますし、しっかり指にかかった球は、大学生のなかでも一流レベルに入ると思います」と、潜在能力を高く評価した。
7月の「ワールド カレッジ ベースボール チャンピオンシップ」で大学JAPANを世界一に導いた名将から見ても、織田は規格外のようだ。
取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)
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