いよいよMLBはポストシーズンが開幕。現地9月29日から始まったワイルドカードシリーズ(WCS)では、ナ・リーグで昨季と同じく、サンディエゴ・パドレスとシカゴ・カブスが顔を合わせ、第1戦は8-0でパドレスに軍配が上がった。しかし、打線の爆発力があるカブスもこのまま引き下がらないだろう。とりわけ、今季のナ・リーグで随一の存在感を放つピート・クロウ=アームストロング(PCA)は注目だろう。
45本塁打、41盗塁をマークし、今やリーグMVP最有力候補にも位置付けられるPCA。すでに米国内各メディアでも、2度目のポストシーズンに臨むカブスの若き主砲の活躍を予想する声で持ち切りだ。
パドレスの地元メディア『friars ON BASE』では、本拠地でのWCSへ向けて、24歳への警戒心を高めている。
同メディアは、「パドレスファンにとって複雑なのは、ピート・クロウ=アームストロング(PCA)がMVP候補へと飛躍するきっかけを、ペトコ・パークで掴んだという事実だ」と指摘。同球場こそ、PCAの快進撃の一歩となった場所だと訴えており、「4月にサンディエゴを訪れた時点で、彼は本塁打わずか1本、OPS.613だった。ところが4月28日に本塁打を放つと、翌日の試合でも再び一発。サンディエゴを離れるころには、まるで別人のような打者になっていた」と振り返る。
さらに、「そのシリーズ以降、カブスのスターはOPS1.007、44本塁打、100打点を記録している」と各スタッツを紹介。続けて、「まるでペトコ・パークが、PCAの2026年シーズンを飛躍させる『発射台』になったかのようだ」と評しながら、「そして今、彼は『40本塁打・40盗塁』を達成した選手として、さらにナ・リーグMVPの最有力候補として、再びこの地に戻ってくる」などと、巡り合わせを強調している。
また、メジャー公式サイト『MLB.com』でも、PCAをシリーズの注目選手に挙げ、以下のような見解を示している。
「パワーとスピードを高い次元で兼ね備えているため、たった一振りで試合の流れを変えられる危険な存在だ。そして実際、その『一振り』が最初の打席で飛び出すことも多い。今季の先頭打者本塁打9本は、MLB3位の数字だ」
昨季のポストシーズンでは思うような結果を残せなかったが、今季はメジャーを代表するスターへと大きく成長。ペトコ・パークが舞台となるWCSで、レギュラーシーズン同様、そのバットが火を噴くのか。守備面も含め、PCAの存在感に要注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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