第29回U-18ベースボールワールドカップ(以下W杯)に出場しているU-18日本代表は、オープニングラウンドの第2戦・南アフリカ戦を戦い、6回コールドの19-0と大勝。2連勝を飾った。初戦とは打って変わって投打が絡み合っての圧勝劇で、明日のアメリカ戦へ弾みをつけた。
第1戦から打順や人を少し組み替えたことが功を奏した印象だ。2番を打っていた坂下翔馬(智弁学園高)を8番に下げ、2番に武岡龍世(八戸学院光星高)を入れた。DHには投手登録の西純矢(創志学園高)を起用。これらの起用が機能した。
日本は1回表、2死満塁の好機から6番・熊田任洋(東邦高)の2点適時打で2点を先制。2、3回にも着実に1点ずつを挙げると、4回には西の3点本塁打などで一気に4点を挙げて試合の大勢を決めた。 「早く試合がしたいと思っていた。うずうずしていました」
渡韓する前にそう語っていたのは、大学日本代表との壮行試合で3安打をマークした石川昂弥(東邦高)だった。石川だけでなく、先制打を放った熊田、投手ながらDHに入って8打点の活躍を見せた西ら甲子園未出場組には、試合への貪欲さがあった。長く実践から遠ざかっていた選手たちが結果を出したことは、大会の今後を見据える上でも好材料だ。
もっとも、今日の一番の収穫は先発した浅田将太(有明高)だった。
中央球界ではあまり知られていない浅田だが、今日の試合ではポテンシャルの高さを見せつけた。真上から振り下ろすストレートは140kmを計測。カーブをカウント球に、スラッターとも呼べる特殊なスライダーを投げ込んで、バットの空を切った。5回を投げて被安打0、奪三振は8と支配的なピッチングを見せた。甲子園未経験とは思えぬ投げっぷりは、今後の期待感を間違いなく高めるものだった。
第1戦から打順や人を少し組み替えたことが功を奏した印象だ。2番を打っていた坂下翔馬(智弁学園高)を8番に下げ、2番に武岡龍世(八戸学院光星高)を入れた。DHには投手登録の西純矢(創志学園高)を起用。これらの起用が機能した。
日本は1回表、2死満塁の好機から6番・熊田任洋(東邦高)の2点適時打で2点を先制。2、3回にも着実に1点ずつを挙げると、4回には西の3点本塁打などで一気に4点を挙げて試合の大勢を決めた。 「早く試合がしたいと思っていた。うずうずしていました」
渡韓する前にそう語っていたのは、大学日本代表との壮行試合で3安打をマークした石川昂弥(東邦高)だった。石川だけでなく、先制打を放った熊田、投手ながらDHに入って8打点の活躍を見せた西ら甲子園未出場組には、試合への貪欲さがあった。長く実践から遠ざかっていた選手たちが結果を出したことは、大会の今後を見据える上でも好材料だ。
もっとも、今日の一番の収穫は先発した浅田将太(有明高)だった。
中央球界ではあまり知られていない浅田だが、今日の試合ではポテンシャルの高さを見せつけた。真上から振り下ろすストレートは140kmを計測。カーブをカウント球に、スラッターとも呼べる特殊なスライダーを投げ込んで、バットの空を切った。5回を投げて被安打0、奪三振は8と支配的なピッチングを見せた。甲子園未経験とは思えぬ投げっぷりは、今後の期待感を間違いなく高めるものだった。