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プロ野球

非常時ならではの光景…打撃投手・中村剛也に源田壮亮も驚き!? 栗山巧は感謝のコメントも

2020.04.06

黙々と練習を続ける栗山(右)と、打撃投手を務める中村(左)

黙々と練習を続ける栗山(右)と、打撃投手を務める中村(左)

 新型コロナウイルスの感染拡大は今も続き、4月3日に行われた臨時12球団代表者会議の結果、24日に予定されていたプロ野球の開幕は見送りとなった。選手の中にも感染者が出るなど、各球団も対応に追われ、チーム練習も当面禁止となり、多くの選手は初めて直面する“調整”を余儀なくされている。

 昨年のパ・リーグ覇者、西武は本日6日から自主練習がスタート。もっとも、打撃投手をはじめチームスタッフは自宅待機となっており、選手同士が協力し合いながら汗を流している。

“ミスターレオ”、栗山巧は早朝から室内練習場に登場。自ら打撃マシンにボールをセッティングし、約40分間、黙々とバットを振り続け、自身のスウィング動画をチェックしていた。できる練習は限られ、「調子もなにもないですよ」と笑う一方、「今は練習できる環境にいることができるので、この期間で少しでも上手くなれれば」と、彼らしい前向きなコメントを残した。
 
 昨年は球団最多安打記録を更新し、ライオンズ初の2000安打まであと175本まで迫っている。無事に開幕を迎え、快挙達成を明るい気持ちで迎える日がやはり待ち遠しい。
 
 そして9時30分過ぎには、中村剛也、源田壮亮、木村文紀、森越祐人の4選手も施設に姿を見せた。野手の彼らは持ち回りで打撃投手を務めていたが、一番歓声を浴びたのが中村だった。

「球がきれい。バッティングピッチャーいけます!」(源田)、「コントロールがいい」(森越)と、後輩たちを相手に見事な“ピッチング”。本業のバッティングでも、投手・源田から快打を連発した。持ち回りの打撃投手について、「ゲン(源田)が投げたいって言ったから」と冗談ぽく笑ったが、「肩もできるし良かったと思う」。

 練習時間も限られ難しい調整が余儀なくされるが、自主練習の期間中は特にテーマを設けていない。「今はしっかり工夫をして、今やれることをやっていこうと思います」と抱負を話した。

構成●SLUGGER編集部

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