第29回U-18ベースボールワールドカップ(以下W杯)に出場しているU-18日本代表は、オープニングラウンド第3戦で大会4連覇中のアメリカと対戦。16−7の大差で破り、スーパーラウンド進出に向けて大きな1勝をつかんだ。
予想外の試合展開ではあった。
1回の表裏に1点を取り合った両軍は、その後も打撃戦を展開。U-18日本代表は4番・石川昂弥、6番・熊田任洋の東邦高コンビの活躍で、3、4回に5点ずつを挙げて試合の主導権を握った。
石川、熊田のスウィングの力強さも目立ったが、この日は相手投手に食らいついていったチーム全体の勝利と言っていい。アメリカ代表の投手陣はそれぞれポテンシャルの高さは感じられたが、走者を出すとナーバスになるところがあった。出塁を増やすことで、相手投手陣を打ち崩していった印象だった。
5、6、7回はミスが絡んで計6失点を喫して、一時はヒヤリとさせられたが、7回裏に横山陽樹(作新学院高)がソロ本塁打を放って突き放すと、8回裏にもヒットと四球をうまく絡めてチャンスを作り、3得点を挙げて試合を決めた。 投手陣は5投手で7失点を喫したが、自責点は4点で、それほど悲観する内容ではなかった。先発の林優樹(近江高)がショートスターターの役割を果たし、2番手の西純矢(創志学園高)が4者連続三振を奪ってゲームの流れを一気に引き寄せた。
その後、前佑囲斗(津田学園高)が守備の失策から4点を失うも、7回途中から飯塚脩人(習志野高)が2イニングで4三振を奪う力投で相手打線の流れを止めた。最後は大量援護に守られ、宮城大弥(興南高)が3者連続三振でゲームセット。投手リレーも上手くつないでの勝利だった。
大会初日のコラムで夏の甲子園未出場組のコンディションがキーになると書いたが、この3試合で見えたのは、彼らがかなり良好な状態にあるということだ。打線では1番の森敬斗(桐蔭学園高)と石川、熊田の東邦コンビ。投手では西、浅田、宮城の状態の良さが光った。その一方、この日は、甲子園でも活躍を見せた飯塚が存在感を見せた。彼の試合終盤での高いパフォーマンスは、これから重要な役割を担っていくことを感じさせるものだった。
予想外の試合展開ではあった。
1回の表裏に1点を取り合った両軍は、その後も打撃戦を展開。U-18日本代表は4番・石川昂弥、6番・熊田任洋の東邦高コンビの活躍で、3、4回に5点ずつを挙げて試合の主導権を握った。
石川、熊田のスウィングの力強さも目立ったが、この日は相手投手に食らいついていったチーム全体の勝利と言っていい。アメリカ代表の投手陣はそれぞれポテンシャルの高さは感じられたが、走者を出すとナーバスになるところがあった。出塁を増やすことで、相手投手陣を打ち崩していった印象だった。
5、6、7回はミスが絡んで計6失点を喫して、一時はヒヤリとさせられたが、7回裏に横山陽樹(作新学院高)がソロ本塁打を放って突き放すと、8回裏にもヒットと四球をうまく絡めてチャンスを作り、3得点を挙げて試合を決めた。 投手陣は5投手で7失点を喫したが、自責点は4点で、それほど悲観する内容ではなかった。先発の林優樹(近江高)がショートスターターの役割を果たし、2番手の西純矢(創志学園高)が4者連続三振を奪ってゲームの流れを一気に引き寄せた。
その後、前佑囲斗(津田学園高)が守備の失策から4点を失うも、7回途中から飯塚脩人(習志野高)が2イニングで4三振を奪う力投で相手打線の流れを止めた。最後は大量援護に守られ、宮城大弥(興南高)が3者連続三振でゲームセット。投手リレーも上手くつないでの勝利だった。
大会初日のコラムで夏の甲子園未出場組のコンディションがキーになると書いたが、この3試合で見えたのは、彼らがかなり良好な状態にあるということだ。打線では1番の森敬斗(桐蔭学園高)と石川、熊田の東邦コンビ。投手では西、浅田、宮城の状態の良さが光った。その一方、この日は、甲子園でも活躍を見せた飯塚が存在感を見せた。彼の試合終盤での高いパフォーマンスは、これから重要な役割を担っていくことを感じさせるものだった。