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プロ野球

「世代」で見る日本ハムの選手層――有原と西川、上沢と近藤、投打の軸は同世代で。そして清宮や吉田輝にも相棒が?

氏原英明

2020.07.03

エース有原(左)とリードオフマン西川(右)は同い年。投打の軸を同世代で固めるのが、日本ハムの戦略なのかもしれない。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

エース有原(左)とリードオフマン西川(右)は同い年。投打の軸を同世代で固めるのが、日本ハムの戦略なのかもしれない。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 チーム作りの基本は競争だ。選手間の競争意識を煽る要素の一つに“年齢”がある。あえて同年齢の選手を揃えて切磋琢磨させることが、チーム強化につながるのだ。

 今回は日本ハムを見ていこう。

「スカウティングと育成」を重視するこのチームは、同世代にしっかりと投打の軸を作っている。チームの顔である2人、エースの有原航平と今年からキャプテンを務める西川遥輝は1992年生まれの同学年。また、昨季ショートスターターとして健闘した加藤貴之と便利屋リリーバーの玉井大翔、そして代打の切り札・谷口雄也も同じ92年生まれだ。

 また、上沢直之と近藤健介も94年生まれの同学年だ。この2人は、有原・西川のコンビとともに投打の主力を成している。ちなみに台湾出身の王柏融も同い年だ。
 
 そして、さらに下の世代にも、同じ構想を抱いていることが伺える。今季24歳になる96年生まれ世代では、剛腕リリーバーの石川直也と、昨季から正捕手に定着した清水優心が軸。また、外野のレギュラーを狙う浅間大基もこの世代だ。

 さらに、球団もファンもブレイクを待ち望んでいる清宮幸太郎にも、同じく99年生まれの田中英斗という投手の“相棒”がいる。昨季ファームでは0勝11敗に終わったものの、シーズン最終戦で一軍デビューを果たし、侍ジャパンとの練習試合では上沢直伝のフォークで山田哲人(ヤクルト)から三振を奪った期待の若手だ。

 他にも、2018年の甲子園決勝で対戦した吉田輝星と柿木蓮の両投手に代表される01年世代には、将来の主砲候補である野村佑樹や万波中正らがいる。それぞれの世代で投打の軸になれそうな選手を揃えているのはさすがだ。ここ数年はやや低迷しているが、00年代後半に黄金期を形成した日本ハムらしい中長期的なチーム作りの視点は健在らしい。各世代の選手たちがしっかり軸を成せば、再び上位を争う日はそう遠くないだろう。

取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)

【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。

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