プロ野球

【中日の2010年代ベストメンバーは?】2人のリリーバーを筆頭に強いドラゴンズを支えた黄金期のメンバーが中心

SLUGGER編集部

2020.06.11

選手兼任監督としてチームを引っ張った谷繁(下)と、11年に中継ぎ初のMVPを獲得した浅尾(上)は、ドラゴンズの象徴的存在だった。写真:朝日新聞社

 2020年、新たな年代が幕を開ける。ここで改めて、各チームの10年代を彩った選手を振り返ってみよう。野手は各ポジションから1人ずつ、投手は先発・救援を問わず6人を選出。中日の10年代ベストメンバーは一体どんな面々だろうか?

捕手:谷繁元信
一塁:ビシエド
二塁:荒木雅博
三塁:森野将彦
遊撃:京田陽太
左翼:和田一浩
中堅:大島洋平
右翼:平田良介
投手:吉見一起
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投手:大野雄大
投手:チェン・ウェイン
投手:山井大介
投手:浅尾拓也
投手:岩瀬仁紀
 
 10~11年とリーグ優勝を果たしながら、13年から7年連続Bクラスと低迷。ベストチームのメンバーも、連覇当時のメンバーが多く名を連ねた。捕手はプレイング・マネージャーも務めた谷繁で異論なし。遊撃は荒木と"アライバ"コンビを組んだ井端弘和も有力候補だったが、10年代はすでに成績が下降気味だったこともあり、16年の新人王・京田を選んだ。逆に三塁は、昨年ベストナインとゴールデン・グラブを受賞した高橋周平ではなく森野。10年には打率.327、22本塁打の活躍を見せ、13年からは一塁に転向してチームを支えた。

 外野は10年にMVPを獲得した和田、現在も活躍する大島と平田で決まり。大島はゴールデン・グラブを7回受賞、平田は17年WBC代表に選ばれるなど看板選手としてチームを引っ張った。ただ、この3人に続く選手がなかなか思い浮かばないところにチーム低迷の要因があるとも言える。