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プロ野球

千賀滉大がノーヒッター達成!育成同期の女房役とともに成し遂げた令和初の偉業

スラッガー編集部

2019.09.07

令和初の偉業を達成した千賀。女房役・甲斐の“男気”も快挙への後押しとなった。 (C)日刊スポーツ/朝日新聞社

令和初の偉業を達成した千賀。女房役・甲斐の“男気”も快挙への後押しとなった。 (C)日刊スポーツ/朝日新聞社

ソフトバンク 2-0 ロッテ/9月6日/福岡ヤフオクドーム

 ソフトバンクの千賀滉大が9月6日に行なわれたロッテ戦で、史上80人目、91度目のノーヒットノーランを達成した。チームとしては、前身の南海時代の1943年5月26日に別所昭が記録して以来、実に76年ぶり2人目の偉業となった。

 9回の2四球を含み4四死球を出したが、三振は毎回の12。6回にはシーズン200奪三振の大台に達した。しかも、初物づくしだ。新元号・令和、さらに育成出身者でノーヒッターを記録したのは、この日の千賀が初めてだった。

 133球目。選んだのは、200奪三振目と同じお化け”フォークだった。4番・井上晴哉のバットは空を切り、千賀は右手こぶしを握りしめた。


 女房役の甲斐拓也は笑顔で駆け寄り、右腕を称える。2人は2010年ドラフトで同じ育成枠で入団。苦楽をともにし、公私ともに仲の良い間柄なだけに、甲斐はヒーローインタビューで涙を浮かべた。
 一方、千賀の表情は冷静だった。
 9回に2者連続でフォアボールを出し、場内の空気も重たくなった。一発を浴びれば逆転される。そのことが、ギアを引き上げた。「ここに来ているお客さんのため息を聞きたくない」。力を振り絞って続く3人を見事に押さえた。


 直前の3登板はすべて黒星、8月17日の西武戦では3回9失点と炎上した。心配した甲斐はこの日、エースにLINEでメッセージを送った。「今日はお前のために頑張る」。その言葉どおり、甲斐は好リードで千賀の好投を引き出し、5回には先制タイムリーで援護した。
 
 以前、甲斐は千賀のことを「顔を見てテンションが上がるほど好き」と語っていた。そして、千賀が最後のアウトを取った時、甲斐の顔は今まに見たことないほどの笑顔だったのが印象的だった。

〈投球結果〉

①:空三振・遊飛・遊飛
②:空三振・二ゴ・右飛
③:遊ゴ・空三振・空三振
④:空三振・二ゴ・捕邪飛
⑤:死球・中飛・三ゴ・見三振
⑥:中飛・左飛・四球・空三振
⑦:二飛・遊ゴ・空三振
⑧:空三振・見三振・空三振
⑨:四球・四球・一ゴ・二飛・空三振

構成●スラッガー編集部
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