オリックスは開幕に向けた練習試合を4勝4敗4分けの5割で終えた。打線は3月のオープン戦終盤と大きく変わった。
3月15日の時点で筆者が予想した開幕スタメンは次のとおりだ。
1番 二 宜保翔
2番 三 中川圭太
3番 左 吉田正尚
4番 右 ジョーンズ
5番 指 ロドリゲス
6番 中 宗佑磨
7番 一 T-岡田
8番 遊 安達了一
9番 捕 若月健矢
この時点で若月は欠場していたが、本人は「開幕には問題ないです。すぐに戻ります」と話していたので、正捕手に予想していた。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、開幕が延期になるとその構図は大きく変化。この3か月の間に西村徳文監督が「オープン戦の収穫は宜保が通用することがわかったこと」と開幕スタメンに太鼓判を押していた宜保が、右手有鈎骨の疲労骨折により離脱。売り出し中の宗は背中の張り、宜保や安達と内野手争いを繰り広げていた福田周平は右手人差し指基節骨近位靭帯付着部の剥離骨折。中川は右手人差し指の打撲及び指先の裂傷でそれぞれ離脱。中川と宗は練習試合の最後に一軍に再合流したが、宗は結果を出したにもかかわらず一軍メンバーから漏れている。
そこで、開幕直前に最新の状況を踏まえてスタメンを再予想してみた。
1番 一 T-岡田
2番 指 ロドリゲス
3番 左 吉田正尚
4番 右 ジョーンズ
5番 三 中川圭太
6番 二 大城滉二
7番 捕 若月健矢
8番 遊 安達了一
9番 中 後藤駿太
練習試合を通じてアピールに成功したのが、今年プロ10年目の後藤と春季キャンプではファームスタートだった大城滉二である。
2人の守備で、長年のチームの課題だったセンターラインが固定された。西村監督も「この練習試合においては、センターの後藤、ショートの安達、セカンドの大城、このセンターラインの守りがしっかりしているんで、ミスからの失点がかなり減ってきた」と評価。また、打つ方でもアピールに成功している。
そして、シーズン中も機能したら他球団にとって脅威なのが、T-岡田からクリーンアップまで繋がる超攻撃型打線だ。
西村監督は春季キャンプから2番に中川を置いて実戦練習を行うなど、「打てる2番」を模索してきた。中川が離脱しなければそのまま中川を2番で起用した可能性が高いが、現在はケガ上がりで不安がある。そこで、打球に力があり一発があるロドリゲスを2番に据えるアイデアが浮上する。下位打線から繋いでいけばランナーを置いた状態で、T-岡田、ロドリゲス、吉田正と一発も期待出来る選手が続くことになる。さらに、メジャーでの実績は過去来日した中でも群を抜いているジョーンズが、日本の野球に慣れたらオリックス打線は手がつけられない。
試合後に「あと1本が出なかった」という言葉を歴代監督の口から幾度となく聞いてきただけに、今年は「あの1本」という言葉を1回でも多く聞きたい。そして、ファームスタートとなった宗や西野真弘、西浦颯大、太田椋、そしてリハビリに励んでいる宜保、ルーキーの紅林弘太郎らが1軍に合流したとき、打線の厚みはさらに増すはずだ。
昨年最下位だったオリックスが巻き返すためには、この超攻撃型打線が大きなポイントとなるはずだ。
文⚫︎どら増田
3月15日の時点で筆者が予想した開幕スタメンは次のとおりだ。
1番 二 宜保翔
2番 三 中川圭太
3番 左 吉田正尚
4番 右 ジョーンズ
5番 指 ロドリゲス
6番 中 宗佑磨
7番 一 T-岡田
8番 遊 安達了一
9番 捕 若月健矢
この時点で若月は欠場していたが、本人は「開幕には問題ないです。すぐに戻ります」と話していたので、正捕手に予想していた。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、開幕が延期になるとその構図は大きく変化。この3か月の間に西村徳文監督が「オープン戦の収穫は宜保が通用することがわかったこと」と開幕スタメンに太鼓判を押していた宜保が、右手有鈎骨の疲労骨折により離脱。売り出し中の宗は背中の張り、宜保や安達と内野手争いを繰り広げていた福田周平は右手人差し指基節骨近位靭帯付着部の剥離骨折。中川は右手人差し指の打撲及び指先の裂傷でそれぞれ離脱。中川と宗は練習試合の最後に一軍に再合流したが、宗は結果を出したにもかかわらず一軍メンバーから漏れている。
そこで、開幕直前に最新の状況を踏まえてスタメンを再予想してみた。
1番 一 T-岡田
2番 指 ロドリゲス
3番 左 吉田正尚
4番 右 ジョーンズ
5番 三 中川圭太
6番 二 大城滉二
7番 捕 若月健矢
8番 遊 安達了一
9番 中 後藤駿太
練習試合を通じてアピールに成功したのが、今年プロ10年目の後藤と春季キャンプではファームスタートだった大城滉二である。
2人の守備で、長年のチームの課題だったセンターラインが固定された。西村監督も「この練習試合においては、センターの後藤、ショートの安達、セカンドの大城、このセンターラインの守りがしっかりしているんで、ミスからの失点がかなり減ってきた」と評価。また、打つ方でもアピールに成功している。
そして、シーズン中も機能したら他球団にとって脅威なのが、T-岡田からクリーンアップまで繋がる超攻撃型打線だ。
西村監督は春季キャンプから2番に中川を置いて実戦練習を行うなど、「打てる2番」を模索してきた。中川が離脱しなければそのまま中川を2番で起用した可能性が高いが、現在はケガ上がりで不安がある。そこで、打球に力があり一発があるロドリゲスを2番に据えるアイデアが浮上する。下位打線から繋いでいけばランナーを置いた状態で、T-岡田、ロドリゲス、吉田正と一発も期待出来る選手が続くことになる。さらに、メジャーでの実績は過去来日した中でも群を抜いているジョーンズが、日本の野球に慣れたらオリックス打線は手がつけられない。
試合後に「あと1本が出なかった」という言葉を歴代監督の口から幾度となく聞いてきただけに、今年は「あの1本」という言葉を1回でも多く聞きたい。そして、ファームスタートとなった宗や西野真弘、西浦颯大、太田椋、そしてリハビリに励んでいる宜保、ルーキーの紅林弘太郎らが1軍に合流したとき、打線の厚みはさらに増すはずだ。
昨年最下位だったオリックスが巻き返すためには、この超攻撃型打線が大きなポイントとなるはずだ。
文⚫︎どら増田