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プロ野球

球界の発展を根っこから支える。田澤純一を獲得したヒートベアーズの思いとは

氏原英明

2020.07.14

ヒートベアーズは15年からBCリーグに加入した。左端が角監督兼GM、右端が今井球団社長。写真:産経新聞社

ヒートベアーズは15年からBCリーグに加入した。左端が角監督兼GM、右端が今井球団社長。写真:産経新聞社

 その記者会見からは、選手をサポートする側の切実な想いが感じられた。

 元メジャーリーガーの田澤純一がBCリーグ埼玉武蔵ヒートベアーズと契約を交わした。本人としてはさまざまな感情がある中での決断だったと想像するが、受け入れる側には野球界を根っこで支える想いの強さを感じたものだった。

 7月13日の記者会見。その日がNPBの試合移動日だったという点も含め、いろんなものへのリスペクトを忘れない姿勢を感じた。

 田澤の質疑応答が始まる前、球団社長の今井英雄氏は、田澤獲得の喜びとともに次のように語った。

「田澤選手が日本の球場でプレーする姿を多くのファンに見ていただきたい。そして、ヒートベアーズの選手は皆、NPBを目指しています。選手たちに田澤選手の姿勢、マウンドに向かう準備の姿勢、後ろ姿を見せていただきたいという思いでオファーさせていただきました」

 独立リーグの役割をこれほど如実に説明した会見はない。
 
 メジャーを経験した田澤にプレー機会を与えつつ、それを自身のクラブ発展にも役立てたい。田澤の獲得を一過性の話題に終わらせず、さらなる選手育成につなげる。今井社長の言葉は、野球界へ貢献したいという熱い気持ちの現れと言えるだろう。

 そもそも、田澤の獲得はGMも兼任する角晃多監督の懇願から始まった。

「まだまだ活躍できるという風に思っていました。そういう選手がどこにも所属できない現状は、正直言うともったいない。本人は先のことは分からないと言っていますが、MLB、NPB、新しいところへのステップとしてフルサポートできたらと思っています」

 有名選手を獲得すれば、チームの知名度は上がる。単純に人気だけを上げるだけなら、それを繰り返せばいい。しかし、ヒートベアーズは人気を上げるためだけではなく、選手本人の想いも尊重している。選手をもう一度、表舞台に送り出すための気概が彼らにはあるのだ。
 

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