メジャーリーグNo.1投手ここにあり、と言ったピッチングだった。
3日現地時間、ニューヨーク・メッツのジェイコブ・デグロムが披露した圧巻すぎる投球に衝撃が走っている。2年連続でサイ・ヤング賞を受賞しているデグロムはこの日、敵地でのアトランタ・ブレーブス戦で先発すると、全野球ファンをおののかせる圧倒的なピッチングを見せた。
1回裏、昨年シルバースラッガー賞の3番、フレディ・フリーマンを迎えると、デグロムは初球に左打者の泣き所であるバックフットに「151キロのスライダー(!)」を投げ込んで空振りを奪う。2球目、今度は内角高めに「161キロの4シーム(!)」を決めて再び空振り。たまらずフリーマンは間を取ったものの、その顔は「おいおい……どうしたらこんなの打てるんだよ……」と、諦めた表情を浮かべていた。そして3球目、デグロムは切れ味鋭いカーブであっさりと通算228本塁打の大砲を退けたのだった。
この衝撃的すぎる3球三振劇を見たファンは、「こんなの打てるわけない」「94マイル(151キロ)のスライダーのあとに100マイル(161キロ)の速球とか人間やめてるよ……」「地球最高のピッチャー!」「恐怖映像」と、デグロムの投げているボールに畏怖すら覚えているコメントを残している。
この日(に限らずだが)のデグロムのリリースポイントを見ると、ほぼブレのないすべて同じ箇所から投げられていた。そしていつも通り、『ピッチトンネル』(異なる球種を途中まで同じような軌道で、"トンネル"を通すように投げる技術)を駆使して、凶悪すぎるボールを操っていたからこそ、フリーマンを赤子のように抑えることができたわけだ。
昨年史上11人目の2年連続サイ・ヤング賞に輝いたデグロムは今年、ランディ・ジョンソン以来となる3年連続の戴冠を狙っている。この日の投球を見るに、その可能性は十分あると言って問題ないだろう。
構成●SLUGGER編集部
【PHOTO】名選手が勢ぞろい!2020MLBプレーヤーランキングTOP30!
3日現地時間、ニューヨーク・メッツのジェイコブ・デグロムが披露した圧巻すぎる投球に衝撃が走っている。2年連続でサイ・ヤング賞を受賞しているデグロムはこの日、敵地でのアトランタ・ブレーブス戦で先発すると、全野球ファンをおののかせる圧倒的なピッチングを見せた。
1回裏、昨年シルバースラッガー賞の3番、フレディ・フリーマンを迎えると、デグロムは初球に左打者の泣き所であるバックフットに「151キロのスライダー(!)」を投げ込んで空振りを奪う。2球目、今度は内角高めに「161キロの4シーム(!)」を決めて再び空振り。たまらずフリーマンは間を取ったものの、その顔は「おいおい……どうしたらこんなの打てるんだよ……」と、諦めた表情を浮かべていた。そして3球目、デグロムは切れ味鋭いカーブであっさりと通算228本塁打の大砲を退けたのだった。
この衝撃的すぎる3球三振劇を見たファンは、「こんなの打てるわけない」「94マイル(151キロ)のスライダーのあとに100マイル(161キロ)の速球とか人間やめてるよ……」「地球最高のピッチャー!」「恐怖映像」と、デグロムの投げているボールに畏怖すら覚えているコメントを残している。
この日(に限らずだが)のデグロムのリリースポイントを見ると、ほぼブレのないすべて同じ箇所から投げられていた。そしていつも通り、『ピッチトンネル』(異なる球種を途中まで同じような軌道で、"トンネル"を通すように投げる技術)を駆使して、凶悪すぎるボールを操っていたからこそ、フリーマンを赤子のように抑えることができたわけだ。
昨年史上11人目の2年連続サイ・ヤング賞に輝いたデグロムは今年、ランディ・ジョンソン以来となる3年連続の戴冠を狙っている。この日の投球を見るに、その可能性は十分あると言って問題ないだろう。
構成●SLUGGER編集部
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