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プロ野球

ヤクルト・小川泰弘がプロ野球史上82人目のノーヒットノーラン! 味方の失策にも動じることなく10奪三振で快挙達成

SLUGGER編集部

2020.08.15

135球を投げ抜いてのノーヒットノーラン。最後はこの日10個目の三振で締めくくった。写真:徳原隆元

135球を投げ抜いてのノーヒットノーラン。最後はこの日10個目の三振で締めくくった。写真:徳原隆元

 8月15日、ヤクルトの小川泰弘がDeNA戦でノーヒットノーランを達成した。昨年9月14日に大野雄大(中日)が達成して以来で、プロ野球史上82人目(93回目)。ヤクルトでは2006年5月25日の楽天戦でガトームソンが達成して以来の快挙となった。

 初回、3番の宮崎敏郎に四球を与えた小川だが、4回までに6点の援護を得ると6回、8回にも四球を許しながらもヒットは許さず。8回は味方のエラーで一、二塁のピンチを迎えたがうまく切り抜けた。
 
 9対0で迎えた9回は、先頭の山下幸輝が一塁ライナー。続く佐野恵太も「当てた」だけの一塁ゴロ。あと一人となって、代打で登場した乙坂智をフルカウントからフォークでこの日10個目の三振に斬って取り、見事に快挙達成となった。

 試合後のヒーローインタビューでは「5連敗中ということで悔しい心境でしたし、苦しい毎日だった」と心境を吐露。ノーヒットノーランは5回あたりから意識していたというが、「バッターに向かっていく気持ちだけは忘れないようにした」と語った。これでシーズン5勝目。まさにエースにふさわしい快投だった。

構成●SLUGGER編集部
 

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