シカゴ・カブスのダルビッシュ有は現地時間23日、本拠地で行われたシカゴ・ホワイトソックス戦に先発すると、7回6安打1失点1四球10奪三振の好投で今季5勝目をマークした。開幕2戦目から無傷の5連勝を記録し、ナ・リーグ最多勝レースのトップに立っている。
この日は序盤こそやや制球が荒れ、2回に先制のソロアーチを許したものの、最速158キロのシンカー(計測はこの球種だが、本人いわくツーシーム)に加えて、スライダーの切れ味が抜群だった。計10奪三振のうち7個を伝家の宝刀で奪い、味方が逆転してくれた直後の7回は3つのアウトをすべて三振で記録して打率メジャー2位、本塁打1位の強力ホワイトソックス打線を蹂躙。3連敗中のチームを救う、さすがのピッチングを披露した。
そんなエースの投球を絶賛したのが、この日逆転2ラン本塁打を放った左の強打者、カイル・シュワーバーだ。ヒーローインタビューに呼ばれたシュワーバーは、アナウンサーから試合のキーポイントは何かと訊かれると、真っ先にダルビッシュの名を挙げ、「ユウはファンタスティックな仕事を全うした」と大絶賛。そしてこう続けたのだった。
「彼について言うべきことなんてないよ、今日もネイスティ(エグかった)だった。彼がどれだけの球種を操れるのかは分からないが、サマーキャンプやスプリング・トレーニングで対戦した時、楽しくなかったね(笑)。本当に同じチームで良かったと思っているよ。彼と対戦したい選手なんて誰もいないと思う」と、最大級の賛辞を送ってエースの投球を称えた。
そして最後に、アナウンサーから「(ダルビッシュが投げるのは)11球種よ」ときかされた昨季38本塁打の大砲は、苦笑いを浮かべてインタビューを終えた。その表情には、「やっぱり対戦せずに済んで良かった」という安堵が漂っていたように感じる。
果たして、ダルビッシュの今季の成績は6先発で5勝1敗、防御率1.70、奪三振率10.70、与四球率1.46と圧巻の成績が並んでいる。テキサス・レンジャーズ時代の2013年に2位に入ったサイ・ヤング賞レースも、今季はトップランナーにいることは間違いない。
構成●SLUGGER編集部
この日は序盤こそやや制球が荒れ、2回に先制のソロアーチを許したものの、最速158キロのシンカー(計測はこの球種だが、本人いわくツーシーム)に加えて、スライダーの切れ味が抜群だった。計10奪三振のうち7個を伝家の宝刀で奪い、味方が逆転してくれた直後の7回は3つのアウトをすべて三振で記録して打率メジャー2位、本塁打1位の強力ホワイトソックス打線を蹂躙。3連敗中のチームを救う、さすがのピッチングを披露した。
そんなエースの投球を絶賛したのが、この日逆転2ラン本塁打を放った左の強打者、カイル・シュワーバーだ。ヒーローインタビューに呼ばれたシュワーバーは、アナウンサーから試合のキーポイントは何かと訊かれると、真っ先にダルビッシュの名を挙げ、「ユウはファンタスティックな仕事を全うした」と大絶賛。そしてこう続けたのだった。
「彼について言うべきことなんてないよ、今日もネイスティ(エグかった)だった。彼がどれだけの球種を操れるのかは分からないが、サマーキャンプやスプリング・トレーニングで対戦した時、楽しくなかったね(笑)。本当に同じチームで良かったと思っているよ。彼と対戦したい選手なんて誰もいないと思う」と、最大級の賛辞を送ってエースの投球を称えた。
そして最後に、アナウンサーから「(ダルビッシュが投げるのは)11球種よ」ときかされた昨季38本塁打の大砲は、苦笑いを浮かべてインタビューを終えた。その表情には、「やっぱり対戦せずに済んで良かった」という安堵が漂っていたように感じる。
果たして、ダルビッシュの今季の成績は6先発で5勝1敗、防御率1.70、奪三振率10.70、与四球率1.46と圧巻の成績が並んでいる。テキサス・レンジャーズ時代の2013年に2位に入ったサイ・ヤング賞レースも、今季はトップランナーにいることは間違いない。
構成●SLUGGER編集部