プロ野球

【16日のセ・リーグ】巨人は阪神に惜敗もマジック「4」に減らす。DeNAは中日に痛恨の大敗

氏原英明

2019.09.16

巨人先発の桜井は5回まで1失点の好投を見せていたが、6回に押し出し四球を与えた。写真:日刊スポーツ/朝日新聞社

 プロ野球のペナントレースはセ・リーグ3試合を行ない、優勝マジックを「5」としていた巨人は1-2で阪神に惜敗。しかし、2位のDeNAも中日に1-8で敗れたため、マジックを1つ減らした。ヤクルトは村上宗隆の2発のホームランなどで6-4で広島に勝利。上位3チームが揃って黒星を喫する珍しい1日となった。

 巨人は惜しい試合を落とした。

 試合は1回表、巨人先発の桜井俊貴が1死から近本光司に四球を与えると、盗塁を決められてピンチを迎える。ここで3番の福留孝介に中前適時打を浴び、先制を許した。

 巨人は3回裏に、2死、一、二塁から小林誠司の適時打で1点を返したものの、後が続かない。6回表、先頭の近本に二塁打で出塁を許すと、そこから3四球で押し出しを与えて1点を失った。これが決勝点となった。
 巨人は先発のガルシアを攻めあぐね、継投に入ってからも阪神の投手陣を打ち崩すことができなかった。投手陣も奮闘しただけに、惜しい敗戦だった。

 3か月ぶりの勝利となった阪神のガルシアは「自分にとって苦しい期間だったが、上でもファームでも前を向いて、自分のやるべきことをやってきた結果だ」と復活勝利に手応えを感じていた。