シカゴ・カブスのダルビッシュ有は現地時間9日、本拠地で行われたシンシナティ・レッズ戦に先発すると、初回に3ランを浴びる苦しい立ち上がりでまさかの5回3失点。日本人歴代最長の8連勝に暗雲が立ちこめている。
8月29日の対戦で、6回無失点ながらも7安打+2四球を許したレッズ打線。また先発も、“親友”トレバー・バウアーとの2度目の投げ合いとなったこの試合。初回1死後、ダルビッシュは今季初めてストレートの四球を出すと、3番にもフルカウントから連続四球。4番を三振に仕留めて2死までこぎ着けたものの、前回2安打+1四球と苦戦した5番のマイク・ムスタカスにカーブを捉えられて3ランを被弾。初回に30球を投じ、まさかの“3失点炎上”で幕開けとなった。
ダルビッシュが「1試合」で「3失点以上・2四球以上・1被弾以上」を許すこと自体が昨年6月26日のアトランタ・ブレーブス以来。これを「1イニング」で記録してしまったのだから、ダルビッシュにとってどれだけの“炎上”ぶりだったかが分かるだろう。
それでも、簡単に崩れないのが今年のダルビッシュだ。続く2回には最速96.7マイル(155.6キロ)のシンカー/2シームを武器に三者連続三振と立ち直ると、3~5回は1四球こそ与えたが無失点、8奪三振と試合を作っている。もっとも、1試合3四球は昨年6月5日のコロラド・ロッキーズ戦以来であり、やはり本調子ではないのは明らかだった。
前回登板で日本人初の7戦7勝を記録した右腕は、勝敗のつかなった試合を挟んだ日本人投手の年間最多連勝記録にも挑んでおり、1990年の伊良部秀輝(ニューヨーク・ヤンキース)と2008年の松坂大輔(ボストン・レッドソックス)の8連勝に並べるかも注目。ただ、バウアーがカブス打線を4回無失点に封じており、味方の援護がほしいところ。
また、注目の秋山翔吾は初回に遊撃内野安打を放ち、前回のダルビッシュとの対戦から2打席連続ヒット。4回には一塁への内野安打と判定された打球がリプレー検証でアウトになったものの、ここ数試合の調子の良さは本物と思わせるアプローチを見せている。
構成●SLUGGER編集部
【PHOTO】“20年サイ・ヤング賞候補”ダルビッシュ有。投球からイケメンぶり、マエケンらとの絡みも!
8月29日の対戦で、6回無失点ながらも7安打+2四球を許したレッズ打線。また先発も、“親友”トレバー・バウアーとの2度目の投げ合いとなったこの試合。初回1死後、ダルビッシュは今季初めてストレートの四球を出すと、3番にもフルカウントから連続四球。4番を三振に仕留めて2死までこぎ着けたものの、前回2安打+1四球と苦戦した5番のマイク・ムスタカスにカーブを捉えられて3ランを被弾。初回に30球を投じ、まさかの“3失点炎上”で幕開けとなった。
ダルビッシュが「1試合」で「3失点以上・2四球以上・1被弾以上」を許すこと自体が昨年6月26日のアトランタ・ブレーブス以来。これを「1イニング」で記録してしまったのだから、ダルビッシュにとってどれだけの“炎上”ぶりだったかが分かるだろう。
それでも、簡単に崩れないのが今年のダルビッシュだ。続く2回には最速96.7マイル(155.6キロ)のシンカー/2シームを武器に三者連続三振と立ち直ると、3~5回は1四球こそ与えたが無失点、8奪三振と試合を作っている。もっとも、1試合3四球は昨年6月5日のコロラド・ロッキーズ戦以来であり、やはり本調子ではないのは明らかだった。
前回登板で日本人初の7戦7勝を記録した右腕は、勝敗のつかなった試合を挟んだ日本人投手の年間最多連勝記録にも挑んでおり、1990年の伊良部秀輝(ニューヨーク・ヤンキース)と2008年の松坂大輔(ボストン・レッドソックス)の8連勝に並べるかも注目。ただ、バウアーがカブス打線を4回無失点に封じており、味方の援護がほしいところ。
また、注目の秋山翔吾は初回に遊撃内野安打を放ち、前回のダルビッシュとの対戦から2打席連続ヒット。4回には一塁への内野安打と判定された打球がリプレー検証でアウトになったものの、ここ数試合の調子の良さは本物と思わせるアプローチを見せている。
構成●SLUGGER編集部
【PHOTO】“20年サイ・ヤング賞候補”ダルビッシュ有。投球からイケメンぶり、マエケンらとの絡みも!