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「スピードに慣れてきている」レッズ・秋山翔吾が好調の要因を明かす。ダルビッシュとの対戦にも言及

THE DIGEST編集部

2020.09.16

秋山は最近9試合で打率.379、出塁率.514と絶好調だ。(C)Getty Images

 9月に入り、打撃の調子が上向いているシンシナティ・レッズの秋山翔吾。その好調の要因をMLB公式サイトのマーク・シェルドン記者が取り上げている。
 
 最近9試合で、打率.379、出塁率.514と絶好調の秋山は、自身の状態について「少しずつ投手のスピードに慣れてきている。また、相手がどういう投球をしてくるのか分かってきた」と分析しているという。
 
 秋山にとって、状況を好転させた打席があったようだ。それは8月29日のカブス戦の第4打席、右前安打を放ったシーンだ。マウンドには同邦の先輩、ダルビッシュ有が立っていた。
 
「その打席で小さな調整をしていた。ヒットで繋げるために、それはとても重要なことだった」と秋山は振り返る。さらに、「これが8月のターニングポイントであり、その後の結果にもつながっている」と話し、現在の好調のきっかけであることも明かした。
 
 ようやく期待に応えつつあるリードオフマンを、レッズのデビッド・ベル監督も「彼は自分の仕事をしている。自信を持って快適にプレーしていることは、とても良いと思う」と高く評価する。
 
 メジャー挑戦1年目で試合数削減やダブルヘッダーを経験するなど、異例のシーズンを過ごしている秋山。それでも、プロ野球のシーズン最多安打記録保持者は、徐々に本来の能力を発揮し始めている。今後もその打棒に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部