8月6日の阪神戦で内野手登録の増田大輝(巨人)がマウンドに上がって話題を集めた。小松島高時代にエースとして活躍していたことが、増田に白羽の矢が立った大きな理由だったわけだが、かつて投手を務めていた野手は他にも大勢いる。実現の可能性が限りなく低いのは承知の上で、「マウンドでの雄姿を見たい野手たち」を独断と偏見でリストアップしてみた。
▼糸井嘉男(阪神)
中学時代からずっと投手で、近畿大時代には最速151キロの速球を武器に、4年の時には関西大学野球リーグMVP&最優秀投手に選出。2003年のドラフトでは自由獲得枠で日本ハムに入団したが、一軍での登板はないまま3年目に外野手へ転向した。投手→野手のコンバート組は他に木村文紀(西武)や雄平(ヤクルト)などがいるが、登板した際に球場が盛り上がるのはやはり糸井ではないか。阪神、日本ハムの先輩である新庄剛志が1998年のオープン戦で登板した時のように。
▼平沼翔太(日本ハム)
15年春の選抜で、敦賀気比高を福井県勢初の全国制覇に導いた甲子園優勝投手。速球は最速144キロとそこまで速くはなかったが、ツーシーム、スライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップと多彩な球種で打者をほんろうした。同年のドラフトでは日本ハムから内野手として4位で指名されたが、入団当初から「投手をやりたい」と強く希望していた。栗山英樹監督も当時、「ショートでレギュラーを取ったら」という条件付きで二刀流起用プランも示唆。もし登板機会があったら、気合十分の好投を見せてくれそうだ。
▼根尾昴(中日)
18年に大阪桐蔭高が史上8度目の春夏連覇を果たした時、背番号6をつけた根尾がマウンドへ上がる姿を今も覚えている人は多いだろう。18、19年のセンバツでは史上初めて2年続けて優勝投手となっている。最速150キロの速球に加えて、落ち着いたマウンドさばきも印象的だった。現在は遊撃、二塁、外野など多彩なポジションをこなすMLB型スーパーユーティリティへの成長が期待される根尾。類稀なアスリート能力を持つ彼なら、そこに投手が加わってもクールにこなしてみせるのではないかと夢はふくらむ。
▼糸井嘉男(阪神)
中学時代からずっと投手で、近畿大時代には最速151キロの速球を武器に、4年の時には関西大学野球リーグMVP&最優秀投手に選出。2003年のドラフトでは自由獲得枠で日本ハムに入団したが、一軍での登板はないまま3年目に外野手へ転向した。投手→野手のコンバート組は他に木村文紀(西武)や雄平(ヤクルト)などがいるが、登板した際に球場が盛り上がるのはやはり糸井ではないか。阪神、日本ハムの先輩である新庄剛志が1998年のオープン戦で登板した時のように。
▼平沼翔太(日本ハム)
15年春の選抜で、敦賀気比高を福井県勢初の全国制覇に導いた甲子園優勝投手。速球は最速144キロとそこまで速くはなかったが、ツーシーム、スライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップと多彩な球種で打者をほんろうした。同年のドラフトでは日本ハムから内野手として4位で指名されたが、入団当初から「投手をやりたい」と強く希望していた。栗山英樹監督も当時、「ショートでレギュラーを取ったら」という条件付きで二刀流起用プランも示唆。もし登板機会があったら、気合十分の好投を見せてくれそうだ。
▼根尾昴(中日)
18年に大阪桐蔭高が史上8度目の春夏連覇を果たした時、背番号6をつけた根尾がマウンドへ上がる姿を今も覚えている人は多いだろう。18、19年のセンバツでは史上初めて2年続けて優勝投手となっている。最速150キロの速球に加えて、落ち着いたマウンドさばきも印象的だった。現在は遊撃、二塁、外野など多彩なポジションをこなすMLB型スーパーユーティリティへの成長が期待される根尾。類稀なアスリート能力を持つ彼なら、そこに投手が加わってもクールにこなしてみせるのではないかと夢はふくらむ。