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MLB

ダルビッシュ、リーグ単独8勝目なるか。5回まで無失点、打線も3本塁打で大量援護

SLUGGER編集部

2020.09.26

ダルビッシュ、シーズン最終登板で単独最多勝なるか。(C)Getty Images

ダルビッシュ、シーズン最終登板で単独最多勝なるか。(C)Getty Images

 シカゴ・カブスのダルビッシュ有は現地時間25日、敵地で行われたシカゴ・ホワイトソックス戦に先発。シーズン最終登板となるこの試合は5回を終えて無失点、3安打4奪三振と好投し、味方も5点を援護して8勝目の権利を手にしている。

 8勝目となれば、勝利数はリーグ単独トップとなり、残り試合を考えればタイトルはほぼ確定的。日本人メジャーリーガー初となる最多勝をほぼ手中に収めている。

 9月4日のセントルイス・カーディナルス戦から3登板続けて白星がないダルビッシュ。リーグ最多勝となってから3週間が過ぎて迎えたこの試合は、初回先頭に首位打者争いを演じているティム・アンダーソンにヒットを許したものの、後続3人をピシャリと抑え、2回も三者凡退と上々の立ち上がりとなった。

 すると、過去3試合で3得点しか挙げられていないカブス打線が突如お目覚めし、2回表にカイル・シュワーバーがソロ、3回にはウィルソン・コントレラスが3ランを放って4点を援護した。
 味方打線の援護があった直後の3回裏、ダルビッシュは一転してピンチを迎える。先頭を2球で追い込みながらも決め球が甘くなり、左中間フェンス直撃の二塁打。9番にも10球粘られる苦しい展開だったがどうにか抑えると、アンダーソンを右飛、そして2番のヨアン・モンカダには目の覚めるような左打者のアウトローに決まる97.8マイル(157.4キロ)の4シームで見逃し三振を奪い、窮地を脱したのだった。

 直後の4回にはハビア・バイエズが一発。ダルビッシュは4回、5回にも先頭打者を出したものの、いずれも踏ん張って無失点に抑えて勝ち投手の権利を手にし、後半を迎えようとしている。サイ・ヤング賞は防御率(1.73)、奪三振(100)、WHIP(0.79)でリーグトップに立っているトレバー・バウアー(シンシナティ・レッズ)に先を行かれている感もあるが、ダルビッシュも内容は負けてない中で最多勝となれば、相当に印象もいいはずである。

構成●SLUGGER編集部
 
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