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【本日のプレーオフ】ポストシーズン男スプリンガーの活躍でアストロズが王手!ドジャースは幸先良くパドレスに快勝

SLUGGER編集部

2020.10.07

17年ワールドシリーズでMVPを獲得するなど、ポストシーズンでの勝負強さには定評があるスプリンガ―がまたもやってくれた。(C)Getty Images

▼ア・リーグ地区シリーズ第2戦(ドジャー・スタジアム)
アスレティックス(0勝) 2-5 アストロズ(2勝)

 第1戦で5打数4安打だった"ポストシーズン男"ジョージ・スプリンガー(アストロズ)が前日以上の大立ち回りを演じた。1点ビハインドの3回、2死一塁の場面で逆転2ランを放ち、5回にも2打席連続となるソロ本塁打でダメ押しの5点目を挙げ、4打数2安打2本塁打3打点で勝利に大きく貢献。アストロズは2連勝で王手をかけた。

 レギュラーシーズンの勝率ではアストロズを大きく上回ったアスレティックスだが、アストロズ先発のフランバー・バルデスの前に打線が沈黙。2連敗で早くも窮地に立たされた。

▼ア・リーグ地区シリーズ第2戦(ペトコ・パーク)
レイズ(1勝) 7-5 ヤンキース(1勝)

 レイズがヤンキースのお株を奪う4本塁打の一発攻勢で、勝敗をタイに戻した。まず2回、レギュラーシーズン終盤から絶好調を維持している3番ランディ・アロザレナが先制弾。同点となった直後の2回にも、マイク・ズニーノの勝ち越し2ランが飛び出し、3回にはさらにマニュエル・マーゴの2ランで突き放し、6回にもオースティン・メドウズのソロで7点目を入れる。

 ヤンキースも5番ジャンカルロ・スタントンが、2回に4試合連続本塁打となる同点ソロ本塁打、4回には2打席連続の1点差に迫る3ランを放つ。さらに9回にはレイズの4番手ピーター・フェアバンクスが先頭から2者連続四球とコントロールが定まらず、2死一、二塁からDJ・ラメイヒューのタイムリーで1点を追加したのだが、惜しくも届かなかった。なお、レイズの筒香嘉智は4回に代打で登場するもレフトフライに終わった。両軍とも王手をかけたい明日は、ヤンキースは田中将大、レイズはチャーリー・モートンが先発する。
 
▼ナ・リーグ地区シリーズ第1戦(ミニッツメイド・パーク)
ブレーブス(1勝) 9-5 マーリンズ(0勝)

 ロナルド・アクーニャJr.の先頭打者本塁打でブレーブスが先制したが、序盤の勢いはマーリンズにあった。2回表には先頭のミゲル・ロハスのホームランですぐさま同点に追いつき、3回には連打でさらに3点を追加するなど、レギュラーシーズン7勝無敗のブレーブス先発マックス・フリードを完全に攻略した。3回裏に2点を失って1点差まで詰め寄られるも、6回まではリードを奪っていた。

 だが7回、ブレーブス打線が牙をむく。1死一、三塁で3番マーセル・オズーナのタイムリーで同点に追いつくと、4番トラビス・ダーノウの3ランと、6番ダンズビー・スワンソンの2ランなどで一挙6得点。マーリンズは懸案のブルペン陣が打ち込まれて初戦を落とした。

▼ナ・リーグ地区シリーズ第1戦(グローブライフ・フィールド)
ドジャース(1勝) 5-1 パドレス(0勝)

 ドジャースはウォーカー・ビューラー、パドレスはマイク・クレビンジャーと好投手同士の対決となったが、クレビンジャーが右ヒジ痛が再発して2回途中で早々に降板。だが、パドレスは元阪神のピアース・ジョンソンなどリリーフ陣が踏ん張って5回までは1対1の緊迫した攻防が続いた。

 しかし6回裏ドジャースの攻撃中、パドレスのジェイス・ティングラー監督がストライク/ボールの判定に異議を唱えて退場処分になった直後、1死二、三塁からコリー・シーガーが犠牲フライで1点を追加。さらにジャスティン・ターナー、コディ・ベリンジャーにもタイムリーが出て、5対1と突き放した。一方のパドレスはその後も打線が沈黙して反撃できず。まずはドジャースが先手を取った。
 
構成●SLUGGER編集部

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