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最多勝・ダルビッシュが選手間投票で「ナ・リーグ最優秀投手」トップ3入りの快挙! WHIP1位の前田は…

THE DIGEST編集部

2020.10.15

ダルビッシュが選手が選ぶ「最優秀投手」の一人に。今季の好投の素晴らしさが改めて証明された。(C)Getty Images

ダルビッシュが選手が選ぶ「最優秀投手」の一人に。今季の好投の素晴らしさが改めて証明された。(C)Getty Images

 メジャーリーグ選手会は現地時間14日、選手間投票で決定する「プレーヤーズ・チョイス・アウォード」各賞の最終候補3人を発表。そして、「ナ・リーグ優秀投手部門」にダルビッシュ有(シカゴ・カブス)がノミネートされた。

 メジャー8年目を迎えた右腕は、昨季後半からの快投を継続。2戦目から日本人初の7戦7勝と勝ちまくり、計8勝を挙げて2013年以来の奪三振王となる最多勝のタイトルを獲得した。QS(6イニング以上を投げて自責点3以下)10回も最多を数え、防御率2.01は2位、93奪三振は4位、76.0投球回は3位と軒並み投手部門で上位に入っている。
 
 ダルビッシュの他にノミネートされたのは、サイ・ヤング賞を争っている最優秀防御率のトレバー・バウアー(シンシナティ・レッズ)と奪三振王のジェイコブ・デグロム(ニューヨーク・メッツ)。投票は9月中旬に行われたため、最終登板で結果を残したダルビッシュにとってはやや“逆風”と言えるが、最終3人に選ばれたこと自体が素晴らしく、自身もツイッター(@faridyu)を更新し、「選手間投票で3人に選ばれたのはめっちゃ嬉しい」と喜びを口にした。
 
 ア・リーグの投手部門では、今季メジャー1位のWHIP(1イニング当たりに許した走者数)0.75を記録した前田健太(ミネソタ・ツインズ)もランク入りするかと思われたが、選外となっている。投票の結果は現地時間22日に発表され、各賞のファイナリストは以下の通りだ。

【優秀選手賞】
<ナ・リーグ>
●ムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)
●フレディ・フリーマン(アトランタ・ブレーブス)
●ホアン・ソト(ワシントン・ナショナルズ)
<ア・リーグ>
●ホぜ・アブレイユ(シカゴ・ホワイトソックス)
●DJ・ラメイヒュー(ニューヨーク・ヤンキース)
●マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)

【優秀投手賞】
<ナ・リーグ>
●ダルビッシュ有(シカゴ・カブス)
●トレバー・バウアー(シンシナティ・レッズ)
●ジェイコブ・デグロム(ニューヨーク・メッツ)
<ア・リーグ>
●シェーン・ビーバー(クリーブランド・インディアンス)
●ゲリット・コール(ニューヨーク・ヤンキース)
●ランス・リン(テキサス・レンジャーズ)

【優秀新人賞】
<ナ・リーグ>
●アレク・ボーム(フィラデルフィア・フィリーズ)
●ジェイク・クローネンワース(サンディエゴ・パドレス)
●デビン・ウィリアムズ(ミルウォーキー・ブルワーズ)
<ア・リーグ>
●ジェームズ・カリンチャク(クリーブランド・インディアンス)
●カイル・ルイス(シアトル・マリナーズ)
●ルイス・ロバート(シカゴ・ホワイトソックス)

【カムバック賞】
<ナ・リーグ>
●ダニエル・バード(コロラド・ロッキーズ)
●アダム・デュバル(アトランタ・ブレーブス)
●ウィル・マイヤーズ(サンディエゴ・パドレス)
<ア・リーグ>
●カルロス・カラスコ(クリーブランド・インディアンス)
●サルバドール・ぺレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)
●ホゼ・ラミレス(クリーブランド・インディアンス)

【マービン・ミラー賞(プレーだけでなく社会にも貢献した選手)】
●ネルソン・クルーズ(ミネソタ・ツインズ)
●ジェイソン・ヘイワード(シカゴ・カブス)
●アダム・ウェインライト(セントルイス・カーディナルス)

構成●THE DIGEST編集部
 
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