いよいよ26日に迫った2020年ドラフト会議。各チームの育成状況や弱点を踏まえた上で、「誰を指名するか」ではなく「誰を指名するべきか」という観点からドラフトを展望する。ここ12年間でAクラスが1度だけのオリックス。長期低迷を抜け出すためにはどのような補強が必要なのだろうか?
【2020ドラフトのテーマ】
・ポジション問わず本塁打を打てる強打の野手獲得
・将来性豊かな高校生捕手の獲得
2年連続の最下位が決定的なオリックス。低迷の最大の要因は長打不足だろう。10月16日時点で73本塁打はリーグワースト、首位打者の吉田正尚を擁していながらOPSはリーグで唯一.700を下回っている。ここ2年のドラフトでは太田、紅林といった攻守に優れたプロスペクトを獲得したが、一塁・三塁・センターの3ポジションでレギュラー不在というのが現状だ。
DH制を有効に使う意味でも、ポジションを問わず本塁打を打てる野手の獲得は急務で、その筆頭はすでに1位指名を明言している佐藤輝明(近畿大)だ。鋭いスウィングに加えて打球に角度をつけるのが上手く、大学通算12本塁打も納得の強打者。現在空きポジションの三塁手である点や地元出身であることを考えても、喉から手が出るほど欲しい選手だろう。
佐藤を逃した場合、ルーキーシーズンから一軍での活躍が狙える選手として豪快なスウィングが魅力の強打者である今川優馬(JFE東日本)も候補に入る。秋季リーグ7試合で7本塁打の渡部健人(桐蔭横浜大)も今のオリックスにはいない巨漢スラッガーで面白い存在だ。
頓宮裕真より若い支配下選手がいない捕手も要補強ポイントだ。今シーズンは若月健矢・伏見寅威・松井雅人の3人で運用しているが、伏見はアキレス腱断裂からの復帰シーズンで、松井雅は国内FA権を取得しており今オフの動向が不透明。今年の高校生捕手はバリエーションに富んでおり、地元・履正社高の関本勇輔は攻守にバランスが取れ、大舞台の経験値も豊富。強肩が売りの牧原巧汰(日大藤沢高)と二俣翔一(磐田東高)は強打という点でも補強ポイントに合致する選手だ。
【2020ドラフトのテーマ】
・ポジション問わず本塁打を打てる強打の野手獲得
・将来性豊かな高校生捕手の獲得
2年連続の最下位が決定的なオリックス。低迷の最大の要因は長打不足だろう。10月16日時点で73本塁打はリーグワースト、首位打者の吉田正尚を擁していながらOPSはリーグで唯一.700を下回っている。ここ2年のドラフトでは太田、紅林といった攻守に優れたプロスペクトを獲得したが、一塁・三塁・センターの3ポジションでレギュラー不在というのが現状だ。
DH制を有効に使う意味でも、ポジションを問わず本塁打を打てる野手の獲得は急務で、その筆頭はすでに1位指名を明言している佐藤輝明(近畿大)だ。鋭いスウィングに加えて打球に角度をつけるのが上手く、大学通算12本塁打も納得の強打者。現在空きポジションの三塁手である点や地元出身であることを考えても、喉から手が出るほど欲しい選手だろう。
佐藤を逃した場合、ルーキーシーズンから一軍での活躍が狙える選手として豪快なスウィングが魅力の強打者である今川優馬(JFE東日本)も候補に入る。秋季リーグ7試合で7本塁打の渡部健人(桐蔭横浜大)も今のオリックスにはいない巨漢スラッガーで面白い存在だ。
頓宮裕真より若い支配下選手がいない捕手も要補強ポイントだ。今シーズンは若月健矢・伏見寅威・松井雅人の3人で運用しているが、伏見はアキレス腱断裂からの復帰シーズンで、松井雅は国内FA権を取得しており今オフの動向が不透明。今年の高校生捕手はバリエーションに富んでおり、地元・履正社高の関本勇輔は攻守にバランスが取れ、大舞台の経験値も豊富。強肩が売りの牧原巧汰(日大藤沢高)と二俣翔一(磐田東高)は強打という点でも補強ポイントに合致する選手だ。