いよいよ26日に迫ったプロ野球のドラフト会議。ここでは、テーマ別に有力候補を紹介していきたい。今回のキーワードは『長距離砲』だ。
このテーマで筆頭候補となると、やはり佐藤輝明(近畿大)になるだろう。今年は新型コロナウイルスの影響で春のリーグ戦が中止になったにも関わらず、この秋には関西学生野球の記録を塗り替える通算14本塁打を達成。恵まれた体格を生かしたスウィングはヘッドスピード、インパクトの強さともに圧倒的で、他の選手とは明らかに打球音が違う。
完璧に捉えた打球だけでなく、擦ったような当たりがフェンスを越えることも多く、長打力という点では群を抜いている。ただし、内角の厳しいコースや縦の変化球への対応にはまだまだ課題が残るだけに、即戦力というよりも数年後の中軸候補として見るのが妥当だろう。
高校生では佐藤のように目玉となる存在はいないものの、小深田大地(履正社高)、井上朋也(花咲徳栄高)、元謙太(中京高)など将来が楽しみな長距離砲候補は少なくない。
小深田は先輩の安田尚憲(ロッテ)と比べると、とらえた時の飛距離は劣るものの、確実性では上回っており、スタンドまで運ぶ力は十分に備えている。打撃の総合力では高校生野手でもナンバーワンと言えるだろう。井上は高校の先輩である野村佑希(日本ハム)のような放物線を描く打球とは違い、ライナー性の打球が持ち味の強打者。ボールが潰れるのではないかと思うくらいの打球の勢いは圧巻だ。
元は巧みなリストワークでバットにボールを乗せるのが上手く、見た目以上に飛距離が出ることが多い。力強さは小深田、井上には劣るものの、柔らかさがあるのは大きな魅力である。他の高校生では入江大樹(仙台育英高)、秋広優人(二松学舎大付高)、西野力矢(大阪桐蔭高)、西川僚祐(東海大相模高)なども化ければ面白い存在だ。
このテーマで筆頭候補となると、やはり佐藤輝明(近畿大)になるだろう。今年は新型コロナウイルスの影響で春のリーグ戦が中止になったにも関わらず、この秋には関西学生野球の記録を塗り替える通算14本塁打を達成。恵まれた体格を生かしたスウィングはヘッドスピード、インパクトの強さともに圧倒的で、他の選手とは明らかに打球音が違う。
完璧に捉えた打球だけでなく、擦ったような当たりがフェンスを越えることも多く、長打力という点では群を抜いている。ただし、内角の厳しいコースや縦の変化球への対応にはまだまだ課題が残るだけに、即戦力というよりも数年後の中軸候補として見るのが妥当だろう。
高校生では佐藤のように目玉となる存在はいないものの、小深田大地(履正社高)、井上朋也(花咲徳栄高)、元謙太(中京高)など将来が楽しみな長距離砲候補は少なくない。
小深田は先輩の安田尚憲(ロッテ)と比べると、とらえた時の飛距離は劣るものの、確実性では上回っており、スタンドまで運ぶ力は十分に備えている。打撃の総合力では高校生野手でもナンバーワンと言えるだろう。井上は高校の先輩である野村佑希(日本ハム)のような放物線を描く打球とは違い、ライナー性の打球が持ち味の強打者。ボールが潰れるのではないかと思うくらいの打球の勢いは圧巻だ。
元は巧みなリストワークでバットにボールを乗せるのが上手く、見た目以上に飛距離が出ることが多い。力強さは小深田、井上には劣るものの、柔らかさがあるのは大きな魅力である。他の高校生では入江大樹(仙台育英高)、秋広優人(二松学舎大付高)、西野力矢(大阪桐蔭高)、西川僚祐(東海大相模高)なども化ければ面白い存在だ。