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プロ野球

【ドラフト候補タイプ別診断:未完の大器】大谷翔平とも比較される身長2mの二刀流選手・秋広に注目!

西尾典文

2020.10.24

まだまだ粗削りな秋広だが、ポテンシャルの高さは大きな魅力。育成上手な球団で才能を磨いてもらいたい。写真:産経新聞社

まだまだ粗削りな秋広だが、ポテンシャルの高さは大きな魅力。育成上手な球団で才能を磨いてもらいたい。写真:産経新聞社

 いよいよ26日に迫ったプロ野球のドラフト会議。ここでは、テーマ別に有力候補を紹介していきたい。今回のキーワードは『未完の大器』だ。

 今年の全カテゴリーの中でこのテーマに最もマッチする選手と言えるのが秋広優人(二松学舎大付高)だ。身長2mという長身で、投手としては最速144キロ、打っても高校生離れした飛距離を誇る超大型選手である。この情報だけ見れば上位候補と感じるかもしれないが、もちろん未完成の部分も多い。体つきはまだまだ細く、打っても投げても下半身の強さや粘りが感じられないのだ。

 それでも、同じ身長2mの阿部剣友(札幌大谷高)、今西拓弥(早稲田大)と比べても体の使い方が上手く、動きにギクシャクしたところがないのは大きな長所である。またこれだけの長身で脚力を備えているというのも大きな魅力だ。将来を考えると野手での指名が濃厚だが、上手く成長していけば大谷翔平(エンジェルス)のようなスケールのあるバッターになる可能性も十分に秘めている。
 
 高校生の投手ではシャピロ・マシュー・一郎(国学院栃木高)、嘉手苅浩太(日本航空石川高)、内星龍(履正社高)の3人が面白い。全員が190㎝以上の長身で、140キロ台後半のスピードを誇る大型右腕だ。シャピロは成長痛、嘉手苅は故障、内はチームの選手層の厚さから昨年秋まではなかなか思うような投球ができなかったが、最終学年に大きく成長した姿を見せた。細かいコントロールや変化球などまだまだ覚えることは多いが、フォームに致命的な欠点がないだけに、ここからどこまで成長していくかが楽しみである。

 大学生投手では河村説人(星槎道都大)と佐藤蓮(上武大)が双璧。河村は亜細亜大を中退して星槎道都大に再入学し、今年で23歳となるが、その遠回りが逆にプラスに働いているように見える。192cmの長身で高い位置から腕が振れ、ボールの角度は尋常ではない。この秋には150キロもコンスタントに計測し、コントロールにもまとまりが出てきた。
 

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