プロ野球

山下舜平大、中森俊介、来田凉斗…高校生たち緊張のドラフト会議。山下は「7限目は最高潮に達していました」

THE DIGEST編集部

2020.10.27

山下、中森、来田ら高校生たちは、緊張の1日を過ごした。写真:産経新聞社(山下)、徳原隆元(中森、来田)

 26日に行われたプロ野球ドラフト会議にて指名された高校球児たち。その中から、ロッテ2位で指名された、中森俊介(明石商高)、オリックス1位で指名された山下舜平大(福岡大大濠高)と、3位で指名された来田凉斗(明石商高)の3名がコメントした。

 同じ明石商高で投手と外野手として活躍した中森と来田は、仲良く横並びで会見を行った。

 無事指名されたことについて中森は「本当に指名していただけるのか、とても不安だったのですが、こうして指名していただいて、とてもうれしいですし、今少しホッとしています」と打ち明ければ、来田も「初めは指名されると思っていなくて不安な気持ちでいっぱいだったのですが、いざ指名されて安心しましたし、ここからが勝負だ、という気持ちに切り替わりました」と安堵の表情を見せる。

 今後は同じパ・リーグで戦い対戦の可能性があることについて中森が「一軍の舞台で来田と戦った時には打ち取りたいと思っています」と語ると、「中森が打ち取るというなら、僕はホームランを打って勝ちたい」と早くもライバル(?)宣言が飛び出した。
 
 また、福岡大大濠高の山下は「昼ごはん食べて、5限目が始まる頃からかなり緊張しはじめた感じで、7限目は最高潮に達していました」と、名前が呼ばれるまで落ち着かない時間を過ごしたことを明かす。

 しかし指名されれば、あとは前を向くだけ。「ずっと大谷翔平選手に憧れて野球をしてきたので、そういう偉大な選手になりたい」「球速は練習の時から意識して165km/hを常に目標に持って練習していきたい」と強い意気込みを述べた。

 今後の成長曲線は、選手によって異なるだろうが、「速球を極めたい」と中森も語るように、彼らが球団を背負っていく選手になっていくことを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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