今年も大いに盛り上がったドラフト会議。果たして各チームは事前の狙い通りの指名ができたのだろうか? 事前のチーム状況を改めて整理しながら、中日のドラフトを振り返ってみよう。
【指名選手】
1位 高橋宏斗(投手/中京大中京高)
2位 森博人(投手/日本体育大)
3位 土田龍空(内野手/近江高)
4位 福島章太(投手/倉敷工業高)
5位 加藤翼(投手/帝京大可児高)
6位 三好大倫(外野手/JFE西日本)
【育成】
1位 近藤廉(投手/札幌学院大)
2位 上田洸太朗(投手/享栄高)
3位 松木平優太(投手/精華高)
高校球界ナンバーワン投手として名高い高橋の1位指名が確実視される状況で、2位以下で即戦力と将来性、どちらに重きを置くかに注目していた。与田剛監督の契約最終年である来季に向けた戦力補充を優先するなら、2~3位で即戦力の投手と野手を1人ずつ獲得すべき。根尾昂、石川昂弥を1位指名した昨季までと同様に将来性を重視するなら、豊作の即戦力投手の指名に加えて将来のコア候補となる高卒野手も上位で指名すべきだと考えた。
いざ蓋を開けてみると、2位で即戦力と呼び声高い森、3位で高校生の土田を指名。さらに4位から育成3位までに高校生投手4人を指名する「将来性に振り切った指名」を見せ、中長期的な視点でのチーム作りを志向していることを改めて印象付けた。
特に投手で、高橋をはじめとした高校生の逸材を多く指名した点は興味深い。16年5位の藤嶋健人が中継ぎで一軍戦力となり、17年4位の清水達也と6位の山本拓実が早くも一軍のローテーションを争うところまで成長していることが、今回の思い切った指名の背景にあるのは間違いないだろう。近年、下位指名でも次々に戦力化できている「育成手法」と、有望な投手を見極める「スカウトの目利き」の両輪こそ、投手王国復興の原動力となるのではないか。
【指名選手】
1位 高橋宏斗(投手/中京大中京高)
2位 森博人(投手/日本体育大)
3位 土田龍空(内野手/近江高)
4位 福島章太(投手/倉敷工業高)
5位 加藤翼(投手/帝京大可児高)
6位 三好大倫(外野手/JFE西日本)
【育成】
1位 近藤廉(投手/札幌学院大)
2位 上田洸太朗(投手/享栄高)
3位 松木平優太(投手/精華高)
高校球界ナンバーワン投手として名高い高橋の1位指名が確実視される状況で、2位以下で即戦力と将来性、どちらに重きを置くかに注目していた。与田剛監督の契約最終年である来季に向けた戦力補充を優先するなら、2~3位で即戦力の投手と野手を1人ずつ獲得すべき。根尾昂、石川昂弥を1位指名した昨季までと同様に将来性を重視するなら、豊作の即戦力投手の指名に加えて将来のコア候補となる高卒野手も上位で指名すべきだと考えた。
いざ蓋を開けてみると、2位で即戦力と呼び声高い森、3位で高校生の土田を指名。さらに4位から育成3位までに高校生投手4人を指名する「将来性に振り切った指名」を見せ、中長期的な視点でのチーム作りを志向していることを改めて印象付けた。
特に投手で、高橋をはじめとした高校生の逸材を多く指名した点は興味深い。16年5位の藤嶋健人が中継ぎで一軍戦力となり、17年4位の清水達也と6位の山本拓実が早くも一軍のローテーションを争うところまで成長していることが、今回の思い切った指名の背景にあるのは間違いないだろう。近年、下位指名でも次々に戦力化できている「育成手法」と、有望な投手を見極める「スカウトの目利き」の両輪こそ、投手王国復興の原動力となるのではないか。