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プロ野球

ソフトバンクを優勝に導いた「組み合わせの妙」。工藤監督が異例のシーズンで見せた采配術とは?

喜瀬雅則

2020.10.30

優勝会見に臨む工藤監督。異例のシーズンを数々の名采配で勝ち抜いた。写真:球団提供

優勝会見に臨む工藤監督。異例のシーズンを数々の名采配で勝ち抜いた。写真:球団提供

 2020年の工藤采配を一言でまとめると、こういう表現になるのではないだろうか。

「組み合わせの妙」

 その象徴は、今季の打順に見られる。3年ぶりの優勝を決めた10月27日、今季111試合目を消化した時点で、ソフトバンクが組んだオーダーは何と「104通り」にものぼる。2試合連続で同じ打順だったのは7月19~21日と、8月28~29日のたった2度だけの、「日替わり打線」だった。これは、“魔術師”の異名を取った名将・仰木彬監督が1995年のオリックスで130試合で121通りのオーダーを組んだのに匹敵する数字。今季の工藤公康監督は、“令和のマジシャン”と呼んでもおかしくはない存在かもしれない。
 
 今季は新型コロナウイルスの感染拡大により、開幕が約3ヵ月遅れの6月19日までずれ込んだ。異例の状況下で調整に苦しんだ選手が多く、選手会長の中村晃は両ヒザの不安から開幕直前に二軍へ。内川聖一も6月の練習試合7試合で21打数1安打の大不振に陥り、開幕一軍の座から外れたきり戻ってこれなかった。さらにキューバに帰国していたデスパイネ、グラシアルの両外国人が出国できなくなり、7月下旬にようやく来日。8月に入ると、長谷川勇也にコロナ陽性が出て戦線離脱する事態も発生した。

 アクシデントが続々と起こる中で、工藤監督は日々、個々の選手のコンディションやチーム状態を丹念に見極めることに傾注した。活動自粛期間中も、気になる選手には直接電話を入れ、コミュニケーションを取った。こうして細心の注意を払いながら、その日その日の“ベストオーダー”を組み上げていったのだ。
 

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