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筒香所属レイズの元ドラ1が、父親ら3人をバットで殺害した事件の有罪確定。死刑の可能性も

THE DIGEST編集部

2020.11.06

レイズの元ドラフト1位選手の凶行の有罪が確定。(C)Getty Images

 アメリカ各メディアは現地時間6日、元マイナーリーガーのブランドン・マーティンが2015年に父親、叔父、自宅にいた男性3人を殺害した事件の有罪が確定したと報じた。検察官は死刑を求刑しているという。

 現在27歳のマーティンは、筒香嘉智が所属しているタンパベイ・レイズに2011年のドラフト会議1巡目(全体38位)で指名を受けた遊撃手だ。レイズのマイナー組織で3シーズンプレーした後に解雇された直後、マーティンは実の母親の首を絞め、ハサミで襲ったこともあったという。

 アルコールとドラッグ中毒に悩まされたマーティンはメンタルヘルスの病棟に隔離され、2日後の2015年9月17日に一時帰宅。その際に事件が発生した。息子に怯えていた家族は、安全装置を設置しようとして作業員を呼んだが、それに激怒したマーティンはバットを持って父親(64歳)と叔父(58歳)、作業員(62歳)を襲撃。その場で父と作業員は死亡し、叔父は2日後に命を落とした。
 
 高校時代、マーティンの友人たちは"次代のデレク・ジーター"と信じて疑わなかった。球界最高のスター遊撃手とは品行方正な面も似ていたという。実際、マーティンは契約金86万ドル(約8900万円)で父親に日産タイタンを購入する孝行ぶりを見せていた。しかし、想像以上にプロの壁が厚く、1巡目という期待との狭間で苦しみ、凶行に至ったのではないか、と事件当時の『ロサンゼルス・タイムズ』紙に報じられていた。

構成●THE DIGEST編集部
 
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