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ダルビッシュが「オールMLBチーム」ファーストチーム入りの快挙、マエケンもセカンドチームに選出!ともに日本人初

THE DIGEST編集部

2020.12.10

今季サイ・ヤング賞2位にそれぞれ選ばれたダルビッシュ(左)と前田(右)がメジャー版“ベストナイン”の上位に入った。(C)Getty Images

 両リーグを合わせたメジャーリーグ版のベストナイン「オールMLBチーム」が現地時間9日に発表され、シカゴ・カブスのダルビッシュ有が「ファーストチーム」に、ミネソタ・ツインズの前田健太投手が「セカンドチーム」に選ばれた。同賞は昨年からスタートし、日本人選手がノミネートされたことも初のことだった。

 ダルビッシュは今季12試合に先発してリーグ最多の8勝、2位の防御率2・01をマーク。サイ・ヤング賞投票ではトレバー・バウアーに次いで自身2度目の2位に入り、1位票も獲得する活躍を見せた。一方の前田は、新天地1年目の今季11試合に登板して6勝は4位、防御率2.70は5位ながらも、WHIP(1イニングあたりに許した走者数)0.75はメジャー1位の数字を残し、サイ・ヤング賞では初めて票を獲得して2位に入った。

「オールMLBチーム」は「ファーストチーム」「セカンドチーム」と選出され、NBAに倣って昨年からスタート。ファン投票50%、メディアの選考委員の投票50%で決まる。ダルビッシュはファイナリストにノミネートされた際、「ファーストチームならえらい事ですがどうなるやら」とツイートしていたが、今季の活躍が正当に評価されて"えらいこと"を成し遂げた。以下がそのリストである。
 
【ファーストチーム】
<先発投手>
●トレバー・バウアー(シンシナティ・レッズ)
●シェーン・ビーバー(クリーブランド・インディアンス)
●ジェイコブ・デグロム(ニューヨーク・メッツ)
●ダルビッシュ有(シカゴ・カブス)
●マックス・フリード(アトランタ・ブレーブス)

<救援投手>
●リアム・ヘンドリクス(オークランド・アスレティックス)
●ニック・アンダーソン(タンパベイ・レイズ)

<捕手>
●サルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)

<一塁手>
●フレディ・フリーマン(アトランタ・ブレーブス)

<二塁手>
●DJ・ラメイヒュー(ニューヨーク・ヤンキース)

<三塁手>
●マニー・マチャド(サンディエゴ・パドレス)

<遊撃手>
●フェルナンド・タティースJr.(サンディエゴ・パドレス)

<外野手>
●ムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)
●マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)
●ホアン・ソト(ワシントン・ナショナルズ)

<指名打者>
●マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)

【セカンドチーム】
<先発投手>
●ゲリット・コール(ニューヨーク・ヤンキース)
●クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)
●ディネルソン・ラメット(サンディエゴ・パドレス)
●前田健太(ミネソタ・ツインズ)
●リュ・ヒョンジン(トロント・ブルージェイズ)

<救援投手>
●デビン・ウィリアムズ(ミルウォーキー・ブルワーズ)
●ブラッド・ハンド(クリーブランド・インディアンス)

<捕手>
●JT・リアルミュート(フィラデルフィア・フィリーズ)

<一塁手>
●ホゼ・アブレイユ(シカゴ・ホワイトソックス)

<二塁手>
●ブランドン・ラウ(タンパベイ・レイズ)

<三塁手>
●ホゼ・ラミレス(クリーブランド・インディアンス)

<遊撃手>
●コリー・シーガー(ロサンゼルス・ドジャース)

<外野手>
●ロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)
●マイケル・コンフォート(ニューヨーク・メッツ)
●マイク・ヤストレムスキー(サンフランシスコ・ジャイアンツ)

<指名打者>
●ネルソン・クルーズ(ミネソタ・ツインズ)

構成●THE DIGEST編集部
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