プロ野球

「良い時も悪い時も14 年もの長い期間…」巨人移籍が決まった梶谷隆幸が横浜ファンに感謝のメッセージ

THE DIGEST編集部

2020.12.11

14年間在籍したチームを離れる決断を下した梶谷。ファンへの感謝と想いを綴った。写真:徳原隆元

 11日、国内フリーエージェント(FA)権を行使していた梶谷隆幸外野手のDeNA退団が正式に発表された。梶谷は先日9日、巨人と大筋で合意したと見られ、4年総額8億円+背番号「13」を用意した模様。

 梶谷のDeNAでの背番号は「3」だが、これはメジャー通算696本塁打のアレックス・ロドリゲスを意識してのものだった。A-RODはシアトル・マリナーズとテキサス・レンジャーズでは「3」を、ニューヨーク・ヤンキース移籍後は永久欠番となっていたため、「13」に数字を変えている。梶谷自身は以前からメジャーリーグ好きを公言しており、首位打者獲得経験のあるカルロス・ゴンザレスを参考に打撃フォームを変えたこともあった。

 2014年に盗塁王、17年には20本塁打&20盗塁を達成したアスリート型外野手の梶谷は今季、9月に球団月間最多の42安打を放つなど、リーグ2位の140安打、同2位の打率.323と1番打者として活躍。8月に国内FA権を取得し、今回の移籍を決断するに至っている。そして梶谷は、お世話になった横浜のファンに対して惜別メッセージを届けた。
 
「14 年間在籍した球団には本当に心から感謝しています。また、FA権を取得することができたのは、チームの皆さんのおかげだと思っています。ファンの皆さまには、良い時も悪い時も14 年もの長い期間応援していただきありがとうございました」と梶谷。

 そして、「思い出としては、満員の横浜スタジアムで出場した際に盛大な拍手を送っていただいたことです。特に調子が悪い時であっても、代打での出場時にファンの皆さまから大きな声援と拍手を頂いたことはとてもうれしかったです。本当に感謝しています」と、怪我がちで好不調の波が激しいながらも、支え続けてくれたファンに感謝の想いを残している。

 来季は巨人とDeNAでセ・リーグの覇権を争うことになるが、果たして梶谷は新天地でどんな輝きを放つのか。注目したい。

構成●THE DIGEST編集部
 
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