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プロ野球

“75億円男”キューバ人外野手のカスティーヨが楽天と合意!? 現地メディアは「極東の地で現役続行を決断」と報道

THE DIGEST編集部

2020.12.17

 ここ数年、ストーブリーグを沸かせてきた楽天が、また新たな“大型補強”に踏み切ったようだ。

『ヤフースポーツ』などに寄稿しているメキシコのロベルト・エスピーノザ記者が16日(日本時間17日)、自身のツイッターにて「キューバ出身のルスネイ・カスティーヨが楽天イーグルスと2021年の契約を結んだようだ」と報道。カスティーヨは、ボストン・レッドソックスで“鮮烈なインパクト”を残した現在33歳の右打ちの外野手である。

 キューバ代表きっての名センターとして鳴らしたカスティーヨは、2014年8月にレッドソックスと7年7250万ドル(約75億円)の契約を結び大きな話題を集めた。当時のメジャーリーグは世界最速投手のアロルディス・チャップマンやヨエニス・セスペデス、暴れ馬のヤシエル・プイーグ、今季MVPを受賞したホゼ・アブレイユをはじめ、多数のキューバ人選手が大活躍するなど、まさに“キューバ人バブル”。カスティーヨはキューバ人選手歴代最高額でメジャーに渡ったわけである。

 もっとも、当時から「さすがに高すぎる」との声は多かったのだが、予想通りに大失敗に終わっている。カスティーヨは同年に10試合で打率.333、OPS.928と光るものを見せたが、翌15年は80試合で打率.253、5本塁打、OPS.647と期待に応えられず、以降はほぼマイナー暮らしが続いた。18年には3Aで打率.319を記録してオールスターに選ばれたものの、上からお呼びがからず、7年の契約期間でメジャー出場わずか99試合でこのオフにFAを迎えた。
 
 さまざまな意味でインパクトを残したカスティーヨの移籍を巡っては、主にスペイン語圏メディアが多数報道。キューバ人選手の情報を扱う『ペロタ・キュバーナ』も、「カスティーヨが楽天と契約を結んだ」という記事を投稿している。

 同記事ではまず、「大きな物議を呼んだ7年7250万ドルの契約を手にしたキューバ人外野手のルスネイ・カスティーヨが、キャリアの道のりを大きく変更し、極東の地で現役を続けることを決断した」と紹介。そして、「さまざまな報道によると、日本最上位のリーグに所属する楽天イーグルスと契約に合意しており、日本のユニフォームを着ることになりそうだ」とした。

 もっとも、石井一久GM兼監督は「調査をしている選手です」と、合意については否定。それでも、このオフに楽天はデトロイト・タイガースのブランドン・ディクソン内野手、マイアミ・マーリンズのアダム・コンリー投手を獲得しており、ここに3人目のメジャーリーガーが加わるのかどうか注目される。

構成●THE DIGEST編集部
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