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プロ野球

【2020主力選手通信簿・広島】新人ながら投手陣を引っ張った森下、雌伏の時を経て開花した堂林が高評価

yuma

2020.12.26

7年ぶりの規定打席到達を果たした堂林は開幕から好調で、7月までは打率4割と打ちまくっていた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

7年ぶりの規定打席到達を果たした堂林は開幕から好調で、7月までは打率4割と打ちまくっていた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 全12球団の主力選手の2020年シーズンを5段階の通信簿形式で振り返っていく。評価は各選手のこれまでの実績や期待値も踏まえて査定した。

※評価:よくできました(A)、まずまずです(B)、可もなく不可もなく(C)、がんばりましょう(D)、ガッカリです(E)

【投手】
●九里亜蓮
[試合]20 [勝敗]8-6 [防御率]2.96
[投球回]130.2[奪三振]106
評価:よくできました(A)
開幕10登板は2勝、防御率4.76と苦しんだが、その後の10登板では6勝、防御率1.58と復調。開幕から離脱なくローテを完走し、初の規定投球回到達+防御率2点台を達成した。

★投のMVP★
●森下暢仁
[試合]18 [勝敗]10-3 [防御率]1.91
[投球回]122.2 [奪三振]124
評価:よくできました(A)
10勝、防御率1.91といきなりエースクラスの働き。球威、制球のみならず、尻上がりに投球内容を向上させ、10/11月月間MVPを獲得したスタミナも新人離れしていた。

●遠藤淳志
[試合]19 [勝敗]5-6 [防御率]3.87
[投球回]107.0 [奪三振]97
評価:まずまずです(B)
誤算続きの先発投手陣で、一度も離脱なく投げ抜いての5勝、防御率3.81は成績以上の働き。特に最後の3先発は防御率1.64、奪三振率10.20と好投を続け、来季へ希望を抱かせた。

●床田寛樹
[試合]15 [勝敗]5-8 [防御率]4.93
[投球回]76.2[奪三振]56
評価:がんばりましょう(D)
待望の和製左腕エースとして期待がかかったが、開幕から6先発で防御率6.04と苦しみ二軍降格。しかし、再昇格後は9先発で6QS、防御率4.38と持ち直した。

●野村祐輔
[試合]13 [勝敗]6-3 [防御率]4.58
[投球回]70.2 [奪三振]35
評価:がんばりましょう(D)
球界屈指の技巧派も度重なる故障の影響からか、速球の平均球速が大幅に低下。成績面を見ても、自己最低の13先発、70.2回とローテ投手としての役割を果たせなかった。
 
●大瀬良大地
[試合]11 [勝敗]5-4 [防御率]4.41
[投球回]63.1 [奪三振]38
評価:がんばりましょう(D)
新球シュートを携え、開幕から2戦連続完投勝利と好調な滑り出しも、右ひじを痛め不完全燃焼のシーズンに。9月に受けた手術のリハビリは順調なようで、来季開幕には間に合う見通し。

●フランスア
[試合]53[勝敗S]2-3 [セーブ]19
 [防御率]2.45 [投球回]55.0[奪三振]62
評価:まずまずです(B)
開幕直後は打ち込まれるシーンが目立ったが、徐々に復調してクローザーに定着。昨季は8度あったセーブ失敗も今季は1度のみと、十二分に役割を果たした。

●K・ジョンソン
[試合]10 [勝敗]0-7 [防御率]6.10
[投球回]51.2[奪三振]35
評価:ガッカリです(E)
左のエースとして期待も、まさかの0勝7敗と大不振。細かな制球に欠け、自滅する姿が目立った。沢村賞を獲得するなど6年で57勝を挙げた優良助っ人も、今季限りでの退団が決まった。

●ケムナ誠
[試合]41[勝敗]1-1 [防御率]3.88
[投球回]51.0[奪三振]55
評価:よくできました(A)
7月の一軍昇格後は、好投を続け徐々に立ち位置を上げていき、最終的にはセットアッパーに。常時150キロ前後のストレートを軸に、奪三振率9.71と高い三振奪取能力が光った。
 

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