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プロ野球

【2020主力選手通信簿|ロッテ】躍進を支えた投手陣は軒並み高評価。野手のMVPは攻守に貢献大のマーティン!

やまけん

2020.12.29

打っては25本塁打、守備では走者をだますトリックプレーも披露するなど、マーティンは打撃でも守備でもチームに貢献した。写真:産経新聞社

打っては25本塁打、守備では走者をだますトリックプレーも披露するなど、マーティンは打撃でも守備でもチームに貢献した。写真:産経新聞社

 全12球団の主力選手の2020年シーズンを5段階の通信簿形式で振り返っていく。評価は各選手のこれまでの実績や期待値も踏まえて査定した。
※A=よくできました、B=まずまずです、C=可もなく不可もなく、D=がんばりましょう、E=ガッカリです

【投手】
●石川歩
[試合]21 [勝敗]7-6 [防御率]4.25
[投球回]133.1 [奪三振]77
評価:まずまずです(B)
飛び抜けた成績でこそないが、過密日程のシーズンでも離脱することなくリーグトップの133.1イニングを投げた。与四球率1.76もリーグベストと持ち味を発揮した。

●美馬学
[試合]19 [勝敗]10-4 [防御率]3.95
[投球回]123.0 [奪三振]88
評価:よくできました(A)
昨オフに楽天からFA移籍。新天地では7月まで防御率5.71と苦戦したが、8月以降は3.26と持ち直した。最終的には1年間ローテーションを守ってキャリア2度目の2ケタ勝利を達成。特に首位ソフトバンク相手に5勝、防御率2.70と強かった。

●小島和哉
[試合]20 [勝敗]7-8 [防御率]3.73
[投球回]113.1 [奪三振]83
評価:まずまずです(B)
2年目の今季はチーム3位の投球回。8月26日の楽天戦では7回11奪三振無失点の好投で、開幕8連勝中だった涌井秀章に初めて土を着けた。立ち上がりの制球難を克服すれば、左腕エースの地位を確立できるはず。

●二木康太
[試合]15 [勝敗]9-3 [防御率]1.17
[投球回]92.2 [奪三振]79
評価:まずまずです(B)
シーズン最初の2先発では計7イニングで10失点と打ち込まれたが、8月の再昇格後は10先発で10QSと抜群の安定感で9勝。与四球率1.17は自己ベストと制球力が大きく向上した。

●岩下大輝
[試合]17 [勝敗]7-7 [防御率]4.20
[投球回]90.0 [奪三振]74
評価:可もなく不可もなく(C)
シーズン終盤にコロナ感染で離脱したが、与四球率と奪三振率はそれぞれ自己ベストを更新と、投球自体の質は向上。平均球速も昨季より上昇した。ただ、16先発で7イニング以上に投げたのは1度だけで、本人も「長いイニングを食える投手になりたい」。
 
★投のMVP★
●益田直也
[試合]54 [勝敗]3-5 [セーブ]31
[防御率]2.25 [投球回]52.0 [奪三振]53
評価:よくできました(A)
2度目のセーブ王こそ逃したが、トップとは2個差のリーグ3位。伝家の宝刀シンカーを武器に、年間を通して安定した投球で試合を締めた。リーグ最多の54試合に登板して被本塁打わずか1だったのも素晴らしい。

●種市篤暉
[試合]7 [勝敗]3-2 [防御率]3.47
[投球回]46.2 [奪三振]41
評価:可もなく不可もなく(C)
開幕から7登板でQS6度、7月25日の西武戦ではプロ初完封を達成とエース級の活躍だったが、8月に右ヒジの故障で離脱。トミー・ジョン手術でシーズン絶望となってしまった。焦らずリハビリに努め、パワーアップした姿を見せてほしい。

●ハーマン
[試合]38 [勝敗]3-2 [ホールド]23
[防御率]2.15 [投球回]37.2 [奪三振]37
評価:よくできました(A)
9月から故障で1か月近く離脱したものの、23ホールドはリーグ3位。セットアッパーとしてほぼ完璧な成績で“必勝リレー”の一翼を担った。失点の半分以上は西武戦で、それ以外の4球団に対しては防御率1.16。

●唐川侑己
[試合]32 [勝敗]1-1 [ホールド]14
[防御率]1.19 [投球回]30.1 [奪三振]23
評価:よくできました(A)
開幕二軍スタートも、昇格後は抜群の安定感で勝利の方程式の一角に。6回から8回まで幅広い起用に応えて好投し、チームに欠かせない存在となった。

●チェン・ウェイン
[試合]4 [勝敗]0-3 [防御率]2.42
[投球回]26.0 [奪三振]14
評価:まずまずです(B)
優勝争い真っただ中の9月にマリナーズから電撃加入。援護に恵まれず0勝3敗だったが、調整登板なしで一軍に合流したのにもかかわらず4先発すべてでQSを記録したのはさすがだった。

●澤村拓一
[試合]22 [勝敗]0-2 [ホールド]13
[防御率]1.71 [投球回]22.1 [奪三振]25
評価:よくできました(A)
シーズン途中に巨人から電撃移籍し、9月8日のロッテ初登板では3者連続三振の衝撃デビュー。その後も、最速157キロの速球で押す文字通りのパワーピッチングでパ・リーグの並み居る強打者たちを制圧した。
 

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