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プロ野球

楽天のドラ1早川隆久の初ブルペン。石井監督は評価しながらも「少しアバウトにいってほしい」〈SLUGGER〉

岩国誠

2021.02.03

石井監督(左)にクイックでの投球術について質問するなど、貪欲な姿勢を見せた早川(右)写真:岩国誠

石井監督(左)にクイックでの投球術について質問するなど、貪欲な姿勢を見せた早川(右)写真:岩国誠

 楽天キャンプ2日目。金武町ベースボールスタジアムは、前日の好天とは打って変わって、小雨がぱらついていた。その雨を避けるように、この日の主役が小走りでブルペンへと滑り込む。

 最速155キロのドラフト1位左腕・早川隆久は、この日が初ブルペン。引き締まった表情から、全球ストレートで37球。捕手を座らせて、小気味よいテンポで投げ込んだ。

「自分のボールをコントロールすることを意識して、ブルペンに入らせてもらいましたが、ある程度そこはできたかなというのはあります。今日に関しては制球力よりも気持ちよく淡々と投げるというのが、自分の中での課題かなと。7、8割くらい(の力)で、自分の投げたいボールを投げました」

 キャンプ初ブルペンの自己評価は上々。自らの状態を見極めながら、今後は徐々に球数を増やし、先発で投げられるよう、調整を進めていくつもりだ。

 その早川の投球を、すぐそばで見守っていたのが石井一久新監督。じっくり観察した期待のドラ1左腕をどう見ているのか。

「やはりいい素質というか、いいものを持っているなと思いました。ピッチングをしている時のバランスも良く、リリースポイントも安定してる。(今回は直球のみの投球だったが)シーズンに入っても2桁勝てるような要素のあるボールをしっかり投げられています」

 能力の高さを改めて認識した様子だ。
 
「(試合で)ずっとセットポジションで投げることはない」と、今回のブルペン投球では、クイックモーションを試すなど、先のことを考えながら調整を進めている早川。この日も早速、石井監督にクイックでの投球術について質問するなど、貪欲な姿勢を見せていた。

「今のあのくらいの年齢の選手は、よくも悪くも自分というものを持っている」と、その姿勢を尊重しながらも、こんな捉え方もしていた。

「逆に、あまり考え過ぎずに少しアバウトにいってほしいというところも、こちらとしてはあります。最初から(考えたりして)備えあればというより、いろんなことで壁に当たって、解決してほしい。選手として大きくなるのは、そっちの方がいいかなと思っています」

 先日、石井監督は「選手たちに求めることは対応力」と、話していた。

 あらゆる事態を想定し準備を怠らなかったとしても、年間143試合行われるプロの戦いは予定通りにいくことばかりではない。備えることは大事だが、知識としてではなく多くの経験を経て、スケールの大きく成長を遂げ、将来チームを支える投手になって欲しい。そんな思いがあるのではないだろうか。

 いずれにしても早川のプロ生活は始まったばかり。自らの考えをしっかり持つ黄金ルーキーが、石井監督の導きで、どんな投手へと成長を遂げていくのか。2人の化学反応がこの先、楽しみだ。

取材・文●岩国誠

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