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「2022年にはひょっとして…」田中将大のヤンキース復帰を現地記者が早くも熱望

THE DIGEST編集部

2021.02.16

メジャーで確かな実績を残した田中の移籍を、ヤンキース担当記者は今でも嘆いているようだ。写真:田中研治

 1月30日に楽天へ電撃復帰した田中将大は、2月6日から早々にキャンプに合流すると、ブルペンでの投球も行うなど着々と8年ぶりの日本球界への適応を始めている。その立ち振る舞いはファンやメディアからも注目の的で、2013年に24勝0敗1セーブという"神"の成績を残して日本一に導いた活躍の再現はなるのか、目が離せない。

 一方で、田中との契約に失敗したヤンキースの関係者やファンの中には、憂鬱なプレシーズンを送っている者もいるようだ。渡米から6年連続での2ケタ勝利、4度の開幕投手、プレーオフでの活躍をはじめ、田中に対する思いは強く、失った悲しみも深い。

 スポーツ専門メディア『FANSIDED』のヤンキース担当記者は、田中の春季キャンプでのピッチング練習の動画を紹介し、その移籍を"ネガティブ"に振り返っている。
 
「オフシーズンが始まり、財政的な制限の中で日に日に田中との再契約の現実味が薄れていくのを感じるのは、ヤンキースファンにとっては辛いことだった」「今はどうか? 我々は彼と別のユニフォームを着て彼のピッチングを見なければならない。信じられない」と嘆く同記者は、早くも田中のメジャー復帰を熱望しているようだ。

「田中自身が彼のメジャーリーグでの仕事は終わっていないと述べており、2022年にはひょっとしてヤンキースに帰ってこられるかもしれないという事実は、我々にとって慰めになる」

 新型コロナがより深刻なアメリカよりも、慣れ親しんだ日本で1年間プレーして、その後落ち着いたニューヨークに帰ってくれば問題ないというわけだ。

 ただ、「2019年にはオールスター出場者だったが、2019シーズン後半は失速し、2020シーズンは良くなかった」とも指摘。もし"1年のブランク"を経てメジャーに戻るとすれば、日本ではハイレベルな活躍が求められるのは間違いない。

 田中の移籍の意図や契約内容、ヤンキースの今後の意向などについてはさまざまな報道が出ているが、現地のファンが望む再度の古巣復帰はあるのだろうか。まずは、今年で33歳を迎える右腕の日本での活躍を期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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