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プロ野球

2000本安打まで、あと74本――西武の栗山巧が語る大記録達成と王座奪還への想い

白鳥純一

2021.02.20

栗山は今シーズンの抱負を「とにかく一年間、ケガなくフルに戦うこと。ベストな状態を維持して、良い結果に繋げたい」と語った。写真:滝川敏之

栗山は今シーズンの抱負を「とにかく一年間、ケガなくフルに戦うこと。ベストな状態を維持して、良い結果に繋げたい」と語った。写真:滝川敏之

 2000本安打まで残り74本に迫った西武の栗山巧が、20年目のシーズンに向けて順調に調整を続けている。

 2月9日には今シーズン初となるフリー打撃に登場。リリーフエースの増田達至と対戦し、12スイングのうち、ヒット性の当たりを4本マークした。今年のキャンプでは、「強く振る」ことをテーマにしており、本人は「やはり打者としては、鋭く速い打球を打ちたい。『自分がどうすればヒットを打てるか?』を考えた時、それをイメージしていくのが、一番ヒットを生む確率が高い」と、その理由を語る。

 主力打者が軒並み不振に陥った昨シーズンの終盤には、4番でも起用され、自己最多タイの12本塁打をマークした。また、「D H部門でしたが、9年ぶりで非常に嬉しかった」と語るベストナインも受賞。得点圏打率.333の勝負強さも光った。これについては、「本塁打は打ちたいと思っているが、去年に関しては、『たまたま』。ただ、強く速い打球に角度が付けば、フェンスを越える打球になる。そういった意味では、(日頃の練習が)つながった部分もある」と分析し、高い得点圏打率は「チャンスの場面で打席に入った時に、必死に打ちにいった積み重ねが、好結果に結びついているのではないか」と捉えているという。

 では、2000本安打の達成が懸かった特別なシーズンへは、どんな想いを抱いているのだろうか。「とにかく一年間、ケガなくフルに戦うこと。ベストな状態を維持して、良い結果に繋げたい」。実現すれば、生え抜きとしては初の快挙となる大記録の達成に向け、「皆さんが期待する部分でもありますし、個人的にも大きな目標なので、何とか早いところ達成したい。今年は多くの方から励ましの言葉をいただいた。その度に『頑張ろう』という気持ちになる」という。
 
 個人成績の達成にも注目が集まるが、今年は西武としても2年ぶりのパ・リーグ優勝と、2008年以来13年ぶりとなる日本一の奪還を目指す勝負のシーズンだ。

 中村剛也ととともに2008年の日本一を知る数少ない選手となった栗山は、「やはりリーグ優勝、日本一を達成するのは難しいこと。日本一を達成した時には、何とも言えない喜びがあったことを覚えている」と当時の想いに触れつつ、再びの頂点へ意欲を見せた。

 2021年シーズンの開幕は3月26日。3年に渡る改修工事を終えた本拠地のメットライフドームで行われる、オリックス・バファローズ戦で熱戦の火蓋が切って落とされる。

「今年は、ファンの方にキャンプを見てもらえない残念な気持ちはありますが、開幕に向けてベストなパフォーマンスを出すのが、僕らの目標。そのために緊張感を持って、日々の練習に取り組んでいる。新しい施設に見合うだけの成績と、パフォーマンスを出せるようにしていきたい。スタジアムに来られない方もいらっしゃると思いますが、テレビ越しでも伝わるような熱いプレーをするので、応援お願いします」

 チームの悲願、そして自身の記録へと突き進むその歩みが、ファンにも歓喜をもたらすことだろう。

取材・文●白鳥純一(フリーライター)

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