MLB

勢いに乗るチーム同士の対戦。ナショナルズは創設以来の悲願達成なるか?【MLBリーグ優勝決定シリーズ展望】

スラッガー編集部

2019.10.11

ブレーブスとの地区シリーズでは打率.429、2本塁打、5打点の大活躍だったオズーナ。リーグ優勝決定シリーズでも好調を維持するだろうか。(C)Getty Images

 MLBのプレーオフは、明日(現地10月11日/日本時間12日)からナ・リーグ優勝決定シリーズがスタートする。地区シリーズを勝ち抜いたナショナルズとカーディナルスは、いずれも敵地での最終第5戦で格上のチームを倒してきた。両チームとも勢いに乗っており、戦力もほぼ互角。一進一退の攻防で最後までもつれ込む可能性も大いにある。シリーズの注目ポイントを3つ紹介しよう。

●ゴールディ&オズーナを食い止めろ!
 
 カーディナルスの主砲コンビ(ポール・ゴールドシュミットとマーセル・オズーナ)は、いずれもレギュラーシーズンではいまひとつの成績だったが、地区シリーズではそろって21打数9安打、2本塁打と大活躍。2人のバットがチームの勝利を引き寄せたと言っても決して過言ではない。
 リーグ優勝決定シリーズでも、2人の打棒がカギを握ることになるだろう。特にオズーナは、下の表を見ても分かるようにナショナルズが誇る強力先発投手のマックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグにいずれも相性がいい。

対シャーザー      打率.278(36-10) 2本塁打 OPS.917
対ストラスバーグ    打率.318(44-14) 3本塁打 OPS.939

 密かに要注意なのが1番のデクスター・ファウラーだ。地区シリーズでは22打数3安打、打率.091と結果はさっぱりだったが、打球速度などではかなりいい数値を出しているとのこと。リーグ優勝決定シリーズでは一気にバットが火を噴くかもしれない。