12球団随一の得点力を誇る打線に委ねるには絶望的な試合展開ばかりが続いている。
プロ野球パ・リーグのＣＳファイナル第３戦は、ソフトバンクが序盤からの猛攻をかけて、７−０で勝利。このシリーズ３勝目を挙げて、日本シリーズ進出に向けて王手をかけた。西武はまたも投手陣が崩壊。３回まで１失点に抑えた試合が昨季のＣＳファイナルから数えて一つしかなく、ゲームを作れずにいる。
西武の先発は十亀剣だった。
「僕はインコースに投げないと抑えられない」と前日に語っていたが、１回、先頭の牧原大成に右翼前安打を許し、そこから２死１、２塁のピンチを迎えると、５番・中村晃にアウトコースを弾き返されて先制点を許した。
２回にも１死２、３塁のピンチを招くと、１番の牧原に右翼線の2点適時打。４回にも牧原に2点本塁打を浴び、全く持ち味を発揮することはできなかった。
４回で０−５のビハインド。相手先発がエースの千賀滉大だと考えると、ほぼ勝ち目がなくなったといって良かった。
ＣＳファイナルの開幕から２連敗を喫した窮地の中で試合を作れなかった十亀のピッチングは残念だったが、４回から続投しての追加失点はとても痛い。
試合後、西武の辻発彦監督は「完敗だったね。千賀は良かった。最近は力みがないし、カットボールが厄介だった。接戦に持ち込まないと勝てないと思っていたけど、また先制点を取られた。十亀は慎重になりすぎていた。リズムが良くなってきた感じはあったんで４回も行かせた。（チーム全体として）９イニング中、７イニングで先頭バッターを出しているようじゃ点を取られるよね」
先発投手陣が悪い流れを作って、それを改善する策もないままに、打線の奮起に委ねる。今季、ノーヒッターを達成した相手投手に、それではなかなか打開策は見えないと言っていいだろう。
一方のソフトバンクは講じる策が全てはまっている。
采配がいいのは事実だが、それを実行できる選手もまた素晴らしい。
ＣＳ２戦目から１番に定着した牧原がチャンスメークして、自ら決定打も打った。松田宣浩、中村晃らいぶし銀の選手たちが要所で勝負強さを見せつけ、投手陣は、大量得点に守られ、持ち味を発揮している。
プロ野球パ・リーグのＣＳファイナル第３戦は、ソフトバンクが序盤からの猛攻をかけて、７−０で勝利。このシリーズ３勝目を挙げて、日本シリーズ進出に向けて王手をかけた。西武はまたも投手陣が崩壊。３回まで１失点に抑えた試合が昨季のＣＳファイナルから数えて一つしかなく、ゲームを作れずにいる。
西武の先発は十亀剣だった。
「僕はインコースに投げないと抑えられない」と前日に語っていたが、１回、先頭の牧原大成に右翼前安打を許し、そこから２死１、２塁のピンチを迎えると、５番・中村晃にアウトコースを弾き返されて先制点を許した。
２回にも１死２、３塁のピンチを招くと、１番の牧原に右翼線の2点適時打。４回にも牧原に2点本塁打を浴び、全く持ち味を発揮することはできなかった。
４回で０−５のビハインド。相手先発がエースの千賀滉大だと考えると、ほぼ勝ち目がなくなったといって良かった。
ＣＳファイナルの開幕から２連敗を喫した窮地の中で試合を作れなかった十亀のピッチングは残念だったが、４回から続投しての追加失点はとても痛い。
試合後、西武の辻発彦監督は「完敗だったね。千賀は良かった。最近は力みがないし、カットボールが厄介だった。接戦に持ち込まないと勝てないと思っていたけど、また先制点を取られた。十亀は慎重になりすぎていた。リズムが良くなってきた感じはあったんで４回も行かせた。（チーム全体として）９イニング中、７イニングで先頭バッターを出しているようじゃ点を取られるよね」
先発投手陣が悪い流れを作って、それを改善する策もないままに、打線の奮起に委ねる。今季、ノーヒッターを達成した相手投手に、それではなかなか打開策は見えないと言っていいだろう。
一方のソフトバンクは講じる策が全てはまっている。
采配がいいのは事実だが、それを実行できる選手もまた素晴らしい。
ＣＳ２戦目から１番に定着した牧原がチャンスメークして、自ら決定打も打った。松田宣浩、中村晃らいぶし銀の選手たちが要所で勝負強さを見せつけ、投手陣は、大量得点に守られ、持ち味を発揮している。
