好投は好投を呼ぶ。リーグ最多107勝をマークしたアストロズと、それに次ぐ103勝を挙げたヤンキースによるリーグ優勝決定シリーズ第1戦は、先発のザック・グレインキーと田中将大の投げ合いで進行した。
4回、単打と暴投で1死二塁と初の好機を作ったヤンキースは、地区シリーズで12打数5安打と当たっているグレイバー・トーレスが先制の二塁打を放つ。そのトーレスが6回にレフトスタンドへソロアーチを叩き込むと、2死からジャンカルロ・スタントンが放った打球はライトフェンスの向こう側へと消えていった。
今季、ともに四球率1台の制球力。序盤から飛球で打ち取っていくグレインキーとは対照的に、田中はゴロを打たせてアウトを積み重ねる。そんな展開の中、試合の趨勢を変えたのが、フライボールだった。4回、単打と暴投で1死二塁と初の好機を作ったヤンキースは、地区シリーズで12打数5安打と当たっているグレイバー・トーレスが先制の二塁打を放つ。そのトーレスが6回にレフトスタンドへソロアーチを叩き込むと、2死からジャンカルロ・スタントンが放った打球はライトフェンスの向こう側へと消えていった。