プロ野球

震災から10年、田中将大が「特別な1年」に意気込み「ともに前に進んでいきましょう」

THE DIGEST編集部

2021.03.11

東日本大震災から10年。東北を勇気付けた1人、田中がメッセージを発信した。写真:田中研治

 東日本大震災から10年を迎えた3月11日、8年ぶりに楽天でプレーする田中将大が自身のYouTube「マー君チャンネル」でメッセージを発信した。

 2007年から2013年までの7年間、同球団で活躍した田中は、2013年には24勝0敗1セーブ、防御率1.27をマークし、球団初のリーグ優勝、日本一に大きく貢献。東北を勇気づけた。その田中は震災から10年目の今年、日本でプレーすることに「自分にとって何か意味のあることだと思っています」と感慨深げに話す。

 これまで「多くのファンの方々に僕自身のプレーで力をもらったなどとたくさん声を掛けて頂いたんですけど、そう言っていただければプレーヤーとしては冥利に尽きると言いますか、ものすごく嬉しかった」と口にする一方、「ファンの声援で僕自身、本当に力をもらって、それが活力となって良いプレーができた」と感謝した。
 
 また、「これからもプレーヤーとして、人間として、皆さんにとって何か影響を感じとって頂けるような存在であり続けたい」と抱負を語った田中は、今シーズンについて「自分にとっても、東北、そして全国の皆さんにとっても特別な1年になると思っています。今シーズンも精一杯、自分に出来ることやって頑張っていきたいという風には思っておりますので、ともに前に進んでいきましょう」と力を込めた。

 13日にDeNAとのオープン戦で今季4回目の登板を予定している田中は、開幕2戦目となる3月27日の日本ハム戦での先発が決まっている。どんな投球を見せてくれるのか、今から楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

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