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プロ野球

【2021展望:ロッテ】開幕一軍決定の高卒3年目・山口、安田ら若手野手の底上げで悲願のリーグ優勝へ<SLUGGER>

やまけん

2021.03.25

昨季まで一軍未出場ながら、オープン戦では全試合で4番を務めた山口。得点力向上の起爆剤となるか。写真:産経新聞社

昨季まで一軍未出場ながら、オープン戦では全試合で4番を務めた山口。得点力向上の起爆剤となるか。写真:産経新聞社

 いよいよ2021年のプロ野球が開幕する。頂点を目指す12球団それぞれの浮沈を左右するキーポイントとは一体どこなのか。注目選手も含め、球団ごとに見ていこう。

【2020年成績】
勝敗:60勝57敗3分(2位)
得点:461(5位)
失点:479(2位)
得失点差:-18(3位)

【展望】
 昨年はシーズン終盤までソフトバンクと優勝を争い、最終的には2位。安田尚憲や藤原恭大ら新しい力も台頭しつつあり、今季こそ悲願のリーグ優勝、日本一を狙う。井口資仁監督は積極的に若手選手を起用する一方、「この1点を、つかみ取る。」というチームスローガンからも分かるように、昨季以上に1点にこだわり、そして勝利にこだわる姿勢を鮮明にしている。就任3年間で着実に白星を上積みして迎える4年目で大輪の花を咲かせたい。
 
【2021年のキーポイント】
●ブルペンのさらなる安定感向上

 昨季は救援陣がリーグ2位の防御率3.30と安定感を見せ、僅差の試合を着実に拾うことができた。今季も終盤のリードを守り抜くためには、守護神の益田直也やセットアッパーの唐川侑己、ハーマンらに昨季に続く活躍が求められる。そして、MLBに移籍した澤村拓一の穴を成長著しい小野郁やドラフト4位ルーキーの河村説人らで埋めることができれば、昨季以上に盤石な陣容を形成することも可能だろう。

 先発投手陣は石川歩が出遅れ、新人の鈴木昭汰や育成から支配下登録を勝ち取った本前郁也が開幕ローテーションに入る予定。どちらも未知数の部分が多いだけに、その分ブルペンへの負担が増す可能性もある。その意味でも、可能な限り層を厚くして対応していきたい。
 
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