プロ野球

【谷繁元信のパ・リーグ順位予想】楽天は田中と早川で計20勝は稼げる。ロッテはBクラス予想も「読めないチーム」

谷繁元信

2021.03.26

ドラフト1位入団の早川を、早稲田大の先輩でもある和田になぞらえて語った谷繁氏。田中と並び楽天躍進の原動力になりそうだ。写真:山手琢也

 3月26日に、いよいよプロ野球のシーズンが幕を開ける。コロナ禍の影響もいまだ色濃く残るなか、いったいどのチームがリーグ優勝を果たすのか。横浜、中日で捕手として27年間にわたって活躍し、プロ野球記録の3021試合に出場した谷繁元信氏に、今季のパ・リーグ順位を予想してもらった。

【谷繁元信のパ・リーグ順位予想】
1位 楽天
2位 ソフトバンク
3位 西武
4位 オリックス
5位 ロッテ
6位 日本ハム
 
 楽天は田中将大と新人の早川隆久で少なくともプラス20勝は行くんじゃないかなと。そうなると、涌井秀章、岸孝之、則本昂大たちで勝率5割って考えると、勝ち星は伸びるのかなって。早川はオープン戦最後の登板でちょっと打たれましたけど、勝てるピッチャーになるだろうなと思います。トータルで考えるとやっぱりいい球投げてるし、ソフトバンクの和田(毅)みたいな感じで、投げ方も手が早く見えてこないので。パ・リ-グの6球団を単純に見ると、AクラスとBクラスで分かれてる感じはするんですけど、その中でロッテをどこに入れるか悩みました。読めないチームという感じがすごくするんですね。

解説●谷繁元信

【プロフィール】
たにしげ・もとのぶ/1970年生まれ。江の川高では強打の捕手として活躍し、88年ドラフト1位で横浜大洋に入団。98年にチーム38年ぶりの日本一に貢献し、2002年に中日へFA移籍。常勝球団の屋台骨としてチームを支えた。通算3021試合出場のプロ野球記録を保持。14年~16年途中までは中日の監督を務めた(14~15年は選手兼任)。