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大谷翔平、OP戦ラスト登板は7失点炎上…。世界一ドジャース相手に3被弾5四球+暴投と大荒れ

THE DIGEST編集部

2021.03.30

OP戦最終登板は制球が乱れて大炎上。シーズンに不安も漂ってきた。(C)Getty Images

 レギュラーシーズンに不安を残す、オープン戦最終登板となった。

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間3月29日、昨年の世界一軍団ロサンゼルス・ドジャースとのオープン戦に「2番・投手」で先発出場。前回登板に続く"リアル二刀流"となったが、結果は3回持たずに4安打7失点、5四球3奪三振で降板という炎上劇に終わった。

 初回からその制球は荒れ続けた。先頭打者を打ち取ったものの、2番のコリー・シーガーにはストレートの四球、3番のジャスティン・ターナーにも3球続けてボールとなり、カウント3-1からフォアボールを与えてしまう。4番を打ち取ったものの、後続に早くも3つ目となる四球で1安打も打たれずに2死満塁のピンチを作る。ここで左の強打者マックス・マンシーは早々に追い込んだものの、この日最速99.4マイル(約160キロ)の4シームを引っかけてしまい、ワイルドピッチの間に1点を失ってしまう。
 
 2回になっても改善の兆しが見えない。先頭のウィル・スミスに四球を出すと、続くクリス・テイラーにど真ん中に入ったスライダーを捉えられて左越え2ランとされた。どうにか2死まで来たが、シーガーにカウント3-0からこの日初めてストライクとなった速球を完璧に運ばれてこの回3失点。

 3回は先頭のコディ・ベリンジャーを3球三振。立ち直りが期待されたが、四球、マンシーの投手強襲の中前打でピンチを招き、スミスに右越え3ランを被弾した。炎上に加えて右手中指にマメができたこともあってここで降板。7失点は2018年3月16日のコロラド・ロッキーズとのオープン戦以来、渡米後ワーストタイだった。

 一方の打撃はここまでオープン戦全10試合でヒットを放つなど好調だったが、初回に見逃し三振に終わると、早期降板もあって連続安打もストップ。投打ともに悔しい結果となり、予定されている4月4日のシカゴ・ホワイトソックス戦に向けて不安の漂う最後となった。

構成●THE DIGET編集部
 
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