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大谷翔平、OP戦最後の“7失点炎上”に地元紙から不安の声「マメが制球力を奪った」「ケガに苦しんだ過去を…」

THE DIGEST編集部

2021.03.31

ドジャース戦で打ち込まれた大谷。本人は「次は大丈夫かなと思います」と語ったが…。 (C) Getty Images

ドジャース戦で打ち込まれた大谷。本人は「次は大丈夫かなと思います」と語ったが…。 (C) Getty Images

 二刀流復活へ邁進するエンジェルスの大谷翔平に関して、気になる情報が舞い込んだ。

 現地時間3月29日に行なわれた昨シーズンのワールドチャンピオン、ドジャースとのオープン戦で“リアル二刀流”の「2番・投手」として今春のスプリングトレーニングにおける最終登板を果たした大谷は、渡米後ワーストとなる7失点と炎上。3回途中にマメがむけた影響で無念の降板となった。

 この日も最速99マイル(約160キロ)を記録した大谷だったが、初回から乱れた。「球数を投げることを意識した」と投じた63球中ストライクは31球と制球が定まらず。初回に3四球と1暴投で先制点を献上すると、2回は2本のホームランを浴び、3回も3ランホームランを被弾した。

 本人は「(マメも)次は大丈夫かなと思います」と予想される4日のホワイトソックス戦での登板に向けて強調したが、現地メディアでは大量失点を喫したピッチング内容も含めて、不安の声があがっている。

 地元紙『Orenge County Register』は、「オープン戦最後の2試合、大きなケガなく終えようとしたエンジェルスもドジャースもゴールが見えていたところで、オオタニが事態を面白くした」と皮肉交じりに、こう伝えている。

「ドジャースが10-2で勝利したから面白かったのではない。心配なのは、オオタニの中指にできたマメで、それが直球の制球力を奪い、彼の降板を早めてしまった」

【動画】大谷は“160キロシンカー”をはじき返して全試合ヒット! 圧巻の打撃シーンはこちら
 また、地元紙の『LA Times』は大谷の状態をそれほど悲観的には捉えていないが、今回のパフォーマンスにはシビアな視線を向けているようだ。

「月曜日(29日)はリアリティーチェックであり、この好調な春の前に度々あったケガに苦しんだ過去のシーズンを思い起こさせた。オオタニが健康だったらどれだけすごいことをするか? しかし、そうでなかったら? 

 そんなことはエンジェルス・ファンにはもう慣れた話だ。マメに影響されたエキジビションゲームでオオタニに対するエンジェルスの期待が変わることはないだろう。3年前のデンジャラスな二刀流の姿を見せてくれていることに変わりはない」

 まずは4月1日のホワイトソックス戦で“打者”として先発する予定となっている大谷。果たしてどんな成績を残してくれるのかを大いに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部
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