サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は現地時間4月1日、本拠地ペトコ・パークで行われたアリゾナ・ダイヤモンドバックスとのメジャー開幕戦に先発。初回に1点を失ったものの、2回までに3つの三振を奪うなどまずまずのピッチングをしている。
その中で最も会心の当たりを打たれたのが、"投手"だった。2回2死、ランナーなしで迎えるはマディソン・バムガーナー。カウント2―2からの5球目、三振を狙ったスライダーをバムガーナーは完璧に踏みとどまって強振。本人はホームランを確信したような仕草を見せ、ダルビッシュも「やられた……」といった表情を見せたが、左中間が深い本拠地に助けられてフェンス直撃の二塁打に"とどまった"。
バムガーナーのことを知らない方からすれば、「ダルビッシュふがいなし」と思うかもしれない。しかし、この男は大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が渡米する前に、「最も二刀流に近い選手」と称されるほど打撃が得意なのだ。
通算成績は679打席に立って打率.177、OPS.532と平凡ではあるものの、何と17本塁打を放っている。特に2014~15年にはそれぞれ打率.258、.247とよく打ち、本塁打も4本、5本を量産してシルバースラッガー賞を受賞した。そして2014年7月13日には、メジャー史上初となる「同じ試合でバッテリーが満塁本塁打を打つ」という快挙も達成。クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)からも通算2本のホームラン、2018年には延長戦で代打として送られてサヨナラヒットも放っている。
このバムガーナー、2019年オフに5年8500万ドル(約87億円)でダイヤモンドバックスに加入したのだが、移籍1年目は自己ワーストの防御率6.48と大きく不振に陥った。その大きな理由としては球速低下が挙げられているが、昨年はナ・リーグにDHが採用(今季は実施されず)されて「リズムが掴みづらかった」という本人の声もある。
果たして今季、復活した姿を見せられるのか。少なくとも、バッティングでは本来の姿を取り戻したようには感じる。
構成●THE DIGEST編集部
その中で最も会心の当たりを打たれたのが、"投手"だった。2回2死、ランナーなしで迎えるはマディソン・バムガーナー。カウント2―2からの5球目、三振を狙ったスライダーをバムガーナーは完璧に踏みとどまって強振。本人はホームランを確信したような仕草を見せ、ダルビッシュも「やられた……」といった表情を見せたが、左中間が深い本拠地に助けられてフェンス直撃の二塁打に"とどまった"。
バムガーナーのことを知らない方からすれば、「ダルビッシュふがいなし」と思うかもしれない。しかし、この男は大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が渡米する前に、「最も二刀流に近い選手」と称されるほど打撃が得意なのだ。
通算成績は679打席に立って打率.177、OPS.532と平凡ではあるものの、何と17本塁打を放っている。特に2014~15年にはそれぞれ打率.258、.247とよく打ち、本塁打も4本、5本を量産してシルバースラッガー賞を受賞した。そして2014年7月13日には、メジャー史上初となる「同じ試合でバッテリーが満塁本塁打を打つ」という快挙も達成。クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)からも通算2本のホームラン、2018年には延長戦で代打として送られてサヨナラヒットも放っている。
このバムガーナー、2019年オフに5年8500万ドル(約87億円)でダイヤモンドバックスに加入したのだが、移籍1年目は自己ワーストの防御率6.48と大きく不振に陥った。その大きな理由としては球速低下が挙げられているが、昨年はナ・リーグにDHが採用(今季は実施されず)されて「リズムが掴みづらかった」という本人の声もある。
果たして今季、復活した姿を見せられるのか。少なくとも、バッティングでは本来の姿を取り戻したようには感じる。
構成●THE DIGEST編集部