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MLB

「傑出して支配的だ!」進化を遂げた菊池雄星の”剛速球”をマリナーズ指揮官も手放しで称賛!「待ち望んでいたよ」

THE DIGEST編集部

2021.04.04

力みのないフォームから剛速球を投げ込んだ菊池。そのピッチングに指揮官も脱帽だ。(C)Getty Images

力みのないフォームから剛速球を投げ込んだ菊池。そのピッチングに指揮官も脱帽だ。(C)Getty Images

 白星こそ付かなかったが、十二分に貫録を漂わせるピッチングだった。

 現地時間4月2日に開催されたジャイアンツ戦で、今シーズン初先発を飾ったマリナーズの菊池雄星。最速97.4マイル(約157キロ)の直球を軸に6回を投げて6安打3失点、渡米後では自己最多タイとなる10奪三振を記録した。

 3回にバスター・ポージーに、6回にはエバン・ロンゴリアにと、強打者に手痛い一発を浴びた本人は「最後の(ロンゴリアの)2ランが……。ああいうところで抑えていければ」と反省の弁を述べたが、29歳の左腕が強打のジャイアンツ打線を翻弄してゲームを作った事実に変わりはない。

 菊池の成長ぶりを如実に示す数字がある。課題だった制球の改善だ。この試合で投じた全89球中、実に67球がストライク。パーセンテージで75.3%という数値は、過去2年の平均63.5%をはるかに上回るものだ。

 また、菊池が高校時代から武器のひとつとしてきたストレートの質も飛躍的に向上している。MLB公式サイトによれば、この試合で菊池が投じた直球の回転数(RPM)の平均は、過去2年の2111よりも多い2415。球速と威力がグンと上がり、名うての相手打者から5つの三振を奪ってみせた。

【動画】マウンド上で咆哮! 菊池雄星が95マイルの剛速球で奪った三振シーンはこちら
 ゆったりとした力みのないフォームから繰り出し、磨きをかけてきた速球は常時150キロ台を維持する。マウンド上で自信を漲らせる菊池に対して、指揮官も確かな手応えを感じているようだ。

 試合後の会見でスコット・サーバイス監督は、次のように賛辞を贈った。

「今日のキクチこそが我々の待ち望んでいた姿であり、傑出して支配的だった。今年の彼は本当に素晴らしいし、またああいう出色のピッチングを見せてほしい。キクチがより良い形で投げられるように、我々も彼の自信を後押ししていきたいと思う」

 ここ数年は苦しんできた印象ながら、メジャー挑戦3年目でさらなる飛躍へのきっかけを掴んだか。今後も怪物サウスポーの投球に注目したい。

構成●THE DIGEST編集部
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