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プロ野球

「尋常ではないペースで打ちまくる」絶好調の阪神を牽引するサンズに韓国紙も熱視線!「リーグ優勝の呪いを解けるか…」

THE DIGEST編集部

2021.04.13

開幕からとにかく打ちまくっているサンズ。猛虎を支える助っ人には海外のメディアからも熱い視線が注がれている。写真:山手琢也

開幕からとにかく打ちまくっているサンズ。猛虎を支える助っ人には海外のメディアからも熱い視線が注がれている。写真:山手琢也

 猛虎の勢いが“セ界”を席巻している。

 矢野燿大体制で3年目を迎えた今シーズンの阪神タイガースは開幕から好調を維持。4月10日に開催された横浜DeNAベイスターズ戦で12球団最速の10勝に到達し、翌日にはスイープ(3タテ)に成功したチームはロケットスタートを切った。

 かなり気が早いが、15年ぶりのリーグ制覇に向けた機運が高まる阪神。その勢いを牽引しているのが、来日2年目となった助っ人スラッガーのジェリー・サンズだ。

 12日現在で本塁打5と打点15でリーグトップをひた走るサンズは、OPSも1.046とハイアベレージを記録。さらに得点圏打率も.429と1年目から発揮していたクラッチヒッターぶりも健在なのである。

【動画】虎党を熱狂させる特大弾! ハマスタの最上段へ打ち込んだサンズのホームランはこちら
 好調の矢野阪神において傑出した存在感を放つ33歳の助っ人砲には、“お隣”韓国のメディアも熱視線を送る。サンズが来日前に2年間に渡って在籍していたKBOリーグ(韓国のプロ野球)の情報に富んだ韓国紙『朝鮮日報』は、「サンズがリーグでも圧倒的な勢いを保っている」と現在の好調ぶりをレポートした。

「来日1年目にチャンスに強い一面を押し出し、助っ人に対して冷静かつシビアな評価を下す阪神との再契約を勝ち取ったサンズ。日本での2年目を迎えた今年は尋常ではないペースで打ちまくっているのだ」

 さらに「サンズのホームランは阪神の勝利に直結している。過去5戦で負けなしだ」と綴った『OSEN』は、「今年は一喜一憂しない。一貫して準備し続ける」という本人のコメントを引用し、「さらなる進化を遂げ、より強くなかったサンズが2005年以来、15年間もリーグ制覇に失敗している阪神の呪いを解けるかに注目だ」と強調した。

 阪神は今月5日に、昨年のオフに獲得していたメル・ロハスJr.とラウル・アルカンタラの両外国籍選手の入国を発表した。となれば、1軍に登録できる外国人枠(5)の行方が激化していくが、サンズの好調さはどこまで続くだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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