大谷翔平のバッティングが絶好調だ。
ロサンゼルス・エンジェルスの大谷は現地時間4月12日、敵地でのカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発出場。5打数3安打3打点の活躍で、チームも10対2で完勝した。
第1打席、大谷はカウント1-2から内角低めのスライダーを上手く捉えるレフト前ヒット。この一打には相手放送局からも「イチローのようだ」と称賛の声が上がったが、凄かったのはここからだった。
3回の第2打席は併殺、第3打席は失策で出塁と打ち取られた中で迎えた7回の2死二、三塁の場面。4対3で1点リードと追加点が欲しい展開で、大谷は高め95マイル(約153キロ)の速球を強振すると、打球は弾丸ライナーで右翼フェンス前に届く貴重なタイムリー二塁打に。そして9回の第5打席も二塁打を放ち、続くマイク・トラウトの2ランでホームにも帰ってきた。
そして、7回の二塁打で「歴史」にその名を刻むことになった。何と超弾丸ライナーの打球速度は119.0マイル(約191.5キロ)を計測。2015年にスタットキャスト(弾道解析機器)がメジャーリーグに導入されて以降、速度119.0マイル以上の打球を放った選手はわずか5人しかいないのだ。そして、その面々はさすがのパワーヒッターばかりである。
2017年に59本塁打を放ってMVPを獲得した球界ナンバーワンの飛ばし屋ジャンカルロ・スタントン、同じく2017年に当時メジャー歴代新人最多52発を放ったアーロン・ジャッジ、捕手歴代シーズン最多本塁打記録を持つゲリー・サンチェス(ともにニューヨーク・ヤンキース)、40本塁打超を4回記録している不惑のスラッガー、ネルソン・クルーズ。こうした"モンスター"しかいない領域に、大谷が踏み込んだというわけだ。
奇しくも先日、レッドソックスの主砲であるJD・マルティネス(ボストン・レッドソックス)は「2番・投手」で出場した試合で一発を放った大谷を見て、「打球速度が115マイル(正確には115.2マイル/約185キロ)だったよね。マジですごかったし、強烈な打球だった。あんな速い打球を打てる打者はそう思いつかない。スタントンやジャッジ級のパワーだよ」と語っていた。
そして12日の試合で、大谷はまさに"予言"通りの結果を残したというわけだ。この試合を終えて、大谷は打率.333、3本塁打、11打点、OPS1.109と圧巻の数字を残している。次回の先発登板はまだ明かされていないが、少なくとも"一刀流"でも大きく貢献できているのは間違いない。
構成●THE DIGEST編集部
ロサンゼルス・エンジェルスの大谷は現地時間4月12日、敵地でのカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発出場。5打数3安打3打点の活躍で、チームも10対2で完勝した。
第1打席、大谷はカウント1-2から内角低めのスライダーを上手く捉えるレフト前ヒット。この一打には相手放送局からも「イチローのようだ」と称賛の声が上がったが、凄かったのはここからだった。
3回の第2打席は併殺、第3打席は失策で出塁と打ち取られた中で迎えた7回の2死二、三塁の場面。4対3で1点リードと追加点が欲しい展開で、大谷は高め95マイル(約153キロ)の速球を強振すると、打球は弾丸ライナーで右翼フェンス前に届く貴重なタイムリー二塁打に。そして9回の第5打席も二塁打を放ち、続くマイク・トラウトの2ランでホームにも帰ってきた。
そして、7回の二塁打で「歴史」にその名を刻むことになった。何と超弾丸ライナーの打球速度は119.0マイル(約191.5キロ)を計測。2015年にスタットキャスト(弾道解析機器)がメジャーリーグに導入されて以降、速度119.0マイル以上の打球を放った選手はわずか5人しかいないのだ。そして、その面々はさすがのパワーヒッターばかりである。
2017年に59本塁打を放ってMVPを獲得した球界ナンバーワンの飛ばし屋ジャンカルロ・スタントン、同じく2017年に当時メジャー歴代新人最多52発を放ったアーロン・ジャッジ、捕手歴代シーズン最多本塁打記録を持つゲリー・サンチェス(ともにニューヨーク・ヤンキース)、40本塁打超を4回記録している不惑のスラッガー、ネルソン・クルーズ。こうした"モンスター"しかいない領域に、大谷が踏み込んだというわけだ。
奇しくも先日、レッドソックスの主砲であるJD・マルティネス(ボストン・レッドソックス)は「2番・投手」で出場した試合で一発を放った大谷を見て、「打球速度が115マイル(正確には115.2マイル/約185キロ)だったよね。マジですごかったし、強烈な打球だった。あんな速い打球を打てる打者はそう思いつかない。スタントンやジャッジ級のパワーだよ」と語っていた。
そして12日の試合で、大谷はまさに"予言"通りの結果を残したというわけだ。この試合を終えて、大谷は打率.333、3本塁打、11打点、OPS1.109と圧巻の数字を残している。次回の先発登板はまだ明かされていないが、少なくとも"一刀流"でも大きく貢献できているのは間違いない。
構成●THE DIGEST編集部